FCR-PICOシステムについて

H13年12月6日富士フィルムメディカル株式会社営業技術部
湯野川 靖章記


■画像のフォーマット形式は?
DICOM3.0対応か。画像変換はjpeg2000対応か。
<回答> DICOM3.0に対応しております。Jpeg2000には対応しておりません。

■厚生省基準対応ですね?
<回答>以前の厚生省通達の、「ISAC形式でMEDISの認証をとる〜承認はいらない」は、H11年4月の通達で変わっています。
平成11年4月に厚生省通達による「診療緑等の電子媒体による保存について」の基準に関しては、PICOシステムとオプションのDVDファイル画像表示装置LF-C1で対応する技術用件だけではなく、各施設様ごとにお決めになられる電子保存運用規定とセットで対応可能と考えます。

■腰椎レントゲンだとどの程度のサイズになるか?
DVDなどに何枚程度確保できるか?
<回答> 画像データ量 四切(10”×12”):9Mbyte、大角(14”×14”):14Mbyte,オプションのDVDファイル画像表示装置LF-C1を使用していただきますと,DVDに1枚に標準画像を約4000枚保存することが可能です。
非圧縮での保存の場合は約1,260枚保存可能となります。(いずれも両面9,4GBのDVD-RAM使用時、使用比率半切:大角:四切:六切=1:4:4:1の時の数値です。)

■真正性の確保はどういう方式を使っていますか?
<回答> 真正性の確保については、システム的にはパスワード等での管理、コンソールで画像と患者情報を確認した上での画像保存する設定等が用意できます。お客様での運用規定で作成責任者の識別及び認証の為の照射緑の利用、医療機器の管理区域を明確化し管理区域への立ち入り禁止等の対応が考えられます。運用方法については各施設様ごとに異なると思われます。

■CRT診断の場合
画像の拡大等はできますか?
<回答> 参照画像目的であればLF-C1において、画像の拡大表示とともに心胸郭比等の計測も可能です。 今回展示させて頂いているオプションのDVDファイル画像表示装置LF-C1は参照画像表示と簡易的なDICOMファイルを前提に設計されており、画像の診断は記録装置から出力されるフィルムで行っていただいております。CRT診断をご要望の場合は別途ご相談ください。

■CRTの値段は?かつその耐用年数は?
<回答> LF-C1のメ−カー希望小売価格は以下の通りです。価格はCRT単体価格はなくシステム一式の価格体系で、CRT仕様 160万、液晶表示仕様170万です。
LF−C1自体の法定耐用年数は4年ですが、そこに使われている表示デバイス(CRT/液晶)はご使用時間によって輝度が劣化する為、耐用年数は一概に申し上げることはできません。扱いとしては消耗品扱いとなります。

■ランニングコストはどの程度かかりますか?
<回答> ご使用の状況(使用枚数、環境)によって異なります。ドライシステムなので水道代、廃液代は不要となりますが、消耗品の交換、電気代は使用量に応じて必要です。また、安定稼動を実現する為、保守契約を 推奨しております。保守契約もお客様のご要望に対応する為、幾つかのバリエーションを準備させて頂いております。

■電子カルテとの連動性はどのようにしますか?
電子カルテ自体が重くなるので、連携は最小限ですが、何かセールスポイントがありますか?
<回答> 画像出力では、DICOM形式およびJpeg形式で出力可能です。Jpeg形式の画像出力の場合、使用目的に応じて画像容量を幾つかの段階に設定して出力することが出来ます。電子カルテに貼る画像としてjpeg形式で15K程度に圧縮した軽い画像を出力することもできます。

■LANのスペックは?100baseでよいですね?
<回答> 100Baseです。

■本体の耐用年数は?
<回答> 読取/記録装置は法定耐用年数6年です。耐用年数についてはご使用環境、使用量、定期保守の有無で大きく異なる為一概に申し上げられません。

■定価はいくらですか?
<回答>Pico SYSTEMとしてのメーカー希望小売価格はカセッテ・IPの枚数にもよりますが、おおよそ14,500,000円です。LF-C1はオプション設定です。(価格はCRTの値段は?の項をご参照ください)
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----- 転送者:Yasuaki Yunokawa/FMS 転送日: 2001/12/06 19:41 -----
湯野川 靖章