なぜ日本の医療費は安いのか

(1)国民皆保険制度
(2)診療報酬の国家統制制度
(3)混合診療の禁止
以上により医療費を、政府が自由にコントロールできるシステムだからである。

 診療報酬点数を少し操作するだけで、簡単に、医療費の伸びを制御することが出来る、こんなすごいシステムを見たら、欧米各国の政府は、うらやましく思うのではないかと思います。

 株式会社の参入、混合診療の解禁など、市場原理の導入を行えば、自由診療となり、診療費の、政府のコントロールが効かなくなるので、結局、国の負担は減っても、総医療費は増大し、ツケは国民(特に、収入が少ない層)にまわることになります。

 また医療に市場原理を導入して、良貨が悪貨を駆逐することが期待されるわけですが、では医療というのは、競争原理がなりたつのか?
情報の非対称がなくならない限り、市場原理はなりたたない。悪貨が良貨を駆逐する事態になる。
また国の機能として落っこちた方のために弱者保護であるセーフテイネットを作っておかなくて良いのかということが問われていると思われます。

市場原理が導入されて起こるのは弱者保護ではなくて、自己責任の原則の徹底である。特権医療の導入か、市民権のフリーアクセス権かが問われております。