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1 概況
(1)一般経済の概況
景気は、持ち直している。
・設備投資は増加している。企業収益は改善が続いている。
・輸出は持ち直し基調にあり、生産は持ち直している。
・個人消費は、おおむね横ばいで推移しているが、底固さがみられる。
・雇用情勢は、依然として厳しいものの、持ち直しの動きがみられる。
先行きについては、アメリカ経済等が回復する中で、景気の上向きの動きが続くものと見込まれる。
(2)労働経済の概況
労働経済面をみると、完全失業率が高水準で推移するなど(第1図)、依然として厳しいものの、持ち直しの動きがみられる。・就業者数は持ち直している。雇用者数は増加傾向となっているものの、この2ヶ月は減少している。
・完全失業率は5.1%と高水準で推移している。
・有効求人倍率は、緩やかに上昇している。
・新規求人数は、増加傾向となっている。
・所定外労働時間は、増加傾向となっている。
2 一般経済
(1)鉱工業生産・出荷・在庫の動きをみると、生産は、持ち直している。
(2)最終需要の動向をみると、(1)個人消費は、おおむね横ばいで推移しているが、底固さがみられる。
(4)公共投資は、総じて低調に推移している。
公共機関からの建設工事受注額は、前年同月比で8月10.2%減、9月22.6%減と9か月連続で減少が続いている。また、公共工事請負金額(保証事業会社協会「公共工事前払金保証統計」)をみると、9月同6.9%減、10月同14.4%減と前年を下回っている。
先行きについては、国・地方の予算状況を踏まえると、今後も低調に推移するものと見込まれる。
(5)輸出は、持ち直し基調にある。
(3)国内企業物価、消費者物価は、ともに横ばいとなっている。
10月の国内企業物価は、前月比0.2%下落(前年同月比0.4%下落)となり、輸出物価は同2.9%下落(同6.8%下落)、輸入物価は同3.4%下落(同6.3%下落)となった。
9月の消費者物価は、総合が前年同月比0.2%下落(前月比0.1%上昇)、生鮮食品を除く総合が同0.1%下落(同横ばい)となった(第7図)。
(4)企業収益は、改善が続いている。また、企業の業況判断は、改善がみられる。倒産件数は、緩やかに減少している。
(5)平成15年7〜9月期の実質国内総生産(GDP)成長率は、季節調整済前期比0.6%増(年率2.2%増)となった。内外需別にみると、国内需要の寄与度は0.4%、財貨・サービスの純輸出の寄与度は0.2%となった。また、名目GDPの成長率は季節調整済前期比0.0%減となった(第10図)。
3 雇用・失業
(1)(1)就業者数は、9月は3ヶ月ぶりに前月比で増加した。就業者数(季節調整値)は、8月前月差18万人減の後、9月は同1万人増と増加し、6322万人(原数値は6346万人、前年同月差7万人減)となった。男女別には、9月は、男性が3711万人(前月差7万人減)、女性が2609万人(同6万人増)となった。
(3)産業別にみると、9月の就業者数(原数値)は、建設業は前年同月差29万人減、製造業は同7万人減、飲食店,宿泊業は同10万人減、卸売・小売業は同1万人減と減少したのに対して、運輸業は同3万人増、医療,福祉は同23万人増、サービス業は同6万人増と増加している。
4 賃金・労働時間
(1)9月の現金給与総額(産業計、確報、以下同じ)は282,244円で、前年同月比0.4%増となった。就業形態別にみると、一般労働者は前年同月比0.8%増、パートタイム労働者は1.1%増となった。
内訳をみると、所定内給与は前年同月比横ばい(一般労働者同0.5%増、パートタイム労働者同0.9%増)となったほか、所定外給与は同4.6%増、特別給与は同0.1%減となり、実質賃金は同0.6%増となった(第15図)。
(2)9月の総実労働時間(産業計、確報、以下同じ)は152.7時間で、前年同月比0.7%増となった。就業形態別にみると、一般労働者は前年同月比1.1%増、パートタイム労働者は1.0%増となった。
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