八戸市の津波予測図と救急体制

2012年11月11日
本田整形外科クリニック本田忠


ハザードマップの信頼性
震源地の場所とかも考慮はする必要があるんでしょう。津波の方向性で遡上する川の沿岸の被害も変わってくる。
3.11で各地の津波のハザードマップと、実際の津波予測図をチェックしましたが、宮古市のように湾開口部が広いところは比較的一致しています。大船渡市のように湾開口部が狭いところは倍以上の広がりを示しています。一致していません。
八戸は湾開口部が広いのでほぼ一致していました。


他地区の津波の予測図
一致しないところもある。 


八戸市の津波予測図


3.11における八戸の実際の浸水図


ハザードマップと実際の浸水地区をマップと重ね合わせた場合。ほぼ一致する

参考
http://www.orth.or.jp/kouen/2012/sanfujinka2012-f.ppt


2012年の改定で広くなった津波予測図
ハザードマップは今回の震災を受けて見直されたわけですが、八戸市全体が真っ赤です。23m予測でかなり広くなった。
では市民病院(消防センター)、急病診療所、医師会、田向地区の保健センター予定地はどうなっているでしょうか。一ヶ所に集中させる是非も含めて検討する必要があります。
色表示:白は浸水しない
2m 以上は桃色
、これは木造家屋がほとんど全壊、1m 以上は橙色、これは人が津波に巻き込まれた場合亡くなるという深さを示す。0.3m 以上は黄色、動くことができなくなるという深さを示す。0.3m 未満は緑色となっている。


八戸市休日夜間急病診療所 白
八戸市根城8-8-39
http://www.hachinohe.jp/byouinch/byo.hachi.k.y.html


八戸市医師会 ピンク
青森県八戸市青葉二丁目17の4
http://www.hachinohe.aomori.med.or.jp/ishikai/index.htm


田向:八戸市立市民病院 白
〒031-8555 青森県八戸市大字田向字毘沙門平1番地
http://www.hospital.hachinohe.aomori.jp/sb.cgi?cid=5


総合保健センター予定地 白

参考
津波予測図
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/13,12677,c,html/12677/20101119-161436.pdf
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/9,17186,c,html/17186/20120704-150221.pdf
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kendo/kasensabo/files/2012-1002-1942.pdf
3.浸水予測結果の色表示について浸水深と色表示の関係について、20m 以上は紫色、10m 以上は赤紫色、これは3 階建あるいは3 階部分が水没するという深さを示す。5m 以上は赤色、これは2 階建あるいは2 階部分が水没する深さを示す。2m 以上は桃色、これは木造家屋がほとんど全壊、1m 以上は橙色、これは人が津波に巻き込まれた場合亡くなるという深さを示す。0.3m 以上は黄色、動くことができなくなるという深さを示す。0.3m 未満は緑色となっている。
津波浸水予測図
http://www.pref.aomori.lg.jp/kotsu/build/tunami-yosoku.html?ref=tw
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kendo/kasensabo/files/2012-1002-1851.pdf
検討会において、以下の事項を確認した。
1.津波高について○ 階上町ではおおむね16m から20m の津波高となっている。
○ 八戸市においては、白浜海岸北端の岬で大きく、また、八戸港八太郎地区においても津波の反射・滞留の影響で大きい津波高となっており、最大の23m となっている。
○ おいらせ町は沿岸域の海底勾配等、海底地形の影響から津波が集中するため最大で24mとなっている。
2.各市町村の浸水予測計算結果について
○八戸市八戸市では馬淵川、新井田川や五戸川等の河川沿いで浸水域が大きくなっており、海岸近くでは20m 以下の浸水深が発生する。また、八戸港八太郎地区や白浜海岸においては20m以上の浸水深が発生する。
○階上町階上町では河川・沢沿いに浸水域が拡大するとともに、海岸沿いに20m 程度の浸水深が生じ、一部JR 八戸線から山側まで浸水する区域がある。
グーグルマップ
https://maps.google.co.jp/