骨粗鬆症の分類


●基礎疾患で分ける

  原発性骨粗鬆症続発性骨粗鬆症

●骨代謝率で分ける

T型 閉経後骨粗鬆症  骨代謝回転高

   年齢は55−75歳。女性ホルモンの減少が主因

U型 老人性骨粗鬆症  骨代謝回転低

   年齢は70−80歳。老化とカルシウム不足が主因

 

 正常骨は骨吸収と骨形成がバランスがよい

 骨粗鬆症は骨吸収が優位である

  T型;骨吸収亢進している。骨形成が追いつかない

  U型:骨吸収亢進して骨形成も低下

 


●鑑別

 1)骨生検

 2)生化学マーカー

   骨吸収マーカーと骨形成マーカーがある。 

  T型;高代謝回転型(吸収亢進。骨形成亢進)

     骨形成、骨吸収マーカの上昇

  U型:低代謝回転型(骨吸収亢進、骨形成も低下)

    生化学マーカはすべて低値。

  マーカは、特に骨吸収抑制剤の治療効果判定に有用