医師会の災害時緊急ネット

2012/3/24版
本田整形外科クリニック 本田忠


総論
東日本大震災における情報共有の問題点PPT 2012/3/24

各論
衛星携帯電話(県内医師会相互と各郡市医師会内基幹部)
1)衛星携帯電話:ワイドスターII+アンテナ(推奨)
 単体では30万円。維持費は5000円/月程度
2)自家発電機:デンヨー ポータブルガス発電機GE-900P(プロパン)(10万円)
配置
 県医及び全郡市医師会:県医で各郡市医師会にセットで1台程度配備
 各郡市医師会で追加配備:医師会館、急病診療所等

衛星携帯電話でのメール
停電時のメールサーバの選択枝
1)通常のpc用のメールサーバ
2)スマートフォン(携帯)のメールサーバ;mopera U
  なおpcからmopera Uも使用可能
使える方で行う

デジタル簡易無線(免許不要)各郡市医師会内部の基幹部
アイコムのIC-DPR6(62,790円)+アンテナ+レピータ(推奨)
維持費はほぼゼロ
各郡市医師会で基幹部に配備される衛星携帯電話のサブとして配備。
主に市内で使用が前提。
配置:会長宅、総務(庶務)、事務車など


会員各位への携帯電話緊急ネット
メールサーバはmopera(imode)で構築;各郡市医師会レベルで構築
通常のPC用のML以外に、スマートフォンで緊急時のみの携帯電話アドレスによるMLを構築する。
新たな契約は不要
メールアドレスは会員各位が「今現在契約している」もので構築することが前提。携帯のメールアドレスをもっている方はメルアド、ない方はショートメッセージサービスSMS利用。
パケット通信(G3)を利用したつながりやすい「携帯メール」の契約を「推奨」はするが、「必須」ではありません。SMSもやむを得ない。
キャリア依存はない;どの機種へでもつながります
 インターネットメール(imode,spmail,gmail等)はキャリア依存はありません。SMSも最近のであればキャリア依存はありません。どの機種でも原則つながります。


会員各位へのアンケート;安否確認と情報伝達網の構築
a)安否確認:アンケート
 想定避難場所やあらかじめ問い合わせに対する個人情報公開範囲の同意取得。
b)携帯ネット:ご希望者のみ
 現在の携帯電話のメールアドレスと電話番号をお聞きします。
 なおPC用のメールアドレスではなく、携帯電話用のアドレスとしてください
訓練
 1回/年程度定期的に訓練を行います。普段から慣れておく。携帯ネットへ安否確認メールを流します。各位から返信いただく


会員各位へのアンケート
安否確認と災害時緊急携帯メーリングリストの登録のお願い(案)
 災害時には会員各位への安否確認と情報伝達網の整備が必須と思われます。アンケートへの御協力よろしくお願いいたします。災害時に医師会から会員各位への安否確認を行います。あらかじめご承知願います。特に御家族等への周知徹底を宜しくお願い申し上げます。なお市医師会単位で被災も想定されます。以下の情報は県医とも共有することもあらかじめご了承ください
締め切り;4月1日

氏名:
医療機関名;
緊急時の連絡先(医院、自宅以外)(ご希望者のみ。複数可)
 「医院及び自宅」が使用不能になった場合の「実家」等の「想定避難連絡先」をご教示ください(複数可です)
郵便番号
住所
電話番号
氏名
関係
備考

 なお足りない場合は裏面等をご利用ください


安否照会;個人情報の第3者公開(全員へお聞きします)
 災害時には各方面からの医師会への安否照会が想定されます。あらかじめ開示範囲のご希望をお聞きします。
医師会事務への第3者からの照会には安否情報、および連絡先(住所、電話番号)を開示してよいでしょうか(除く国民保護法等による法的要請)
1)問い合わせには
 条件付き開示、すべて開示してよい すべて個別に同意を希望 開示不可
「すべて個別同意」の場合は、医師会事務より先生の避難先へ「個別」に先生のご了解を得てから、第3者に電話番号等を開示します。
2)「条件付き開示」の具体的内容
以下の場合は個別同意は必要ない、それ以外は必要
 家族、親戚、医師会会員、医師会、所属学会、同窓会、公的機関(警察等)
、知人、マスコミ、その他具体的に

3)開示不可の場合
  安否も不要、 安否のみしらせてよい

その他ご希望あれば


災害時の緊急連絡網(希望者のみ)
携帯電話による災害時緊急ネットを構築します。是非参加をお願いいたします。
携帯電話災害時緊急メーリングリスト登録  希望する 希望しない
希望する方のみ記載ください
携帯電話(PHS)機種;
メーカー名;
携帯電話番号:
携帯メールアドレス(imode、SPメール等):
備考
1)メールアドレスはPC用ではなく携帯のメールアドレスをお願いします。
2)ショートメール(携帯のメールアドレスを持っていない方)
imode(SPメール)未契約時には直接携帯電話番号に(ショートメール)メールします
3)メールアドレス変更時は速やかに事務へご連絡ください
4)メールによる定期的訓練を行います
1回/年程度定型文による訓練を行います。返信御協力よろしくお願いいたします。

携帯へのメールによる緊急時の安否確認
1)大規模災害時は「登録者」に対して医師会より各位へメール等で安否確認を行います。あらかじめご了承ください。
2)定期的に訓練を行います。1回/年程度。御協力よろしくお願いします
3)確認内容
 医師会よりメール着信あった場合以下の内容の返信をよろしくお願いします。
安否確認
 被害 無 有
建物
 被害 無 有
ライフライン
 被害 無 有
 断水 無 有
 停電 無 有
 ガス 無 有
 電話 無 有
診療 可 不可
備考
個人情報保護法及び国民保護法
 個人情報の保護に関する法令においては、個人情報の目的外利用や個人データの第3者提供の場合には、原則として本人の同意を得ることを求めている。なお、照会に対する回答又は公表以外の個人情報の利用については、「国民保護法上の救援(物資、医療の提供等)や避難残留者の確認事務のため、行政内部での利用することがある」及び「記入情報の収集、パソコンの入力、回答等の際に企業や個人に業務委託することがある」旨を省令様式に記載することにより明らかにしており、本人から特段明確な反対・留保の意思表示がない場合には、これらの範囲内での個人情報の利用について同意が得られているものとして取り扱う。
第4 安否情報の収集・整理・報告
【国民保護法】(市町村長及び都道府県知事による安否情報の収集)
第94 条 市町村長は、政令で定めるところにより、避難住民及び武力攻撃災害により死亡し又は負傷した住民の安否に関する情報(以下「安否情報」という。)を収集し、及び整理するよう努めるとともに、都道府県知事に対し、適時に、当該安否情報を報告しなければならない。
2 都道府県知事は、前項の規定により報告を受けた安否情報を整理するほか、必要に応じて自ら安否情報を収集し、及び整理するよう努めるとともに、総務大臣に対し、遅滞なく、これらの安否情報を報告しなければならない。
3 安否情報を保有する関係機関は、前2項の規定による安否情報の収集に協力するよう努めなければならない。
ア 避難の指示を伝達したとき国民保護法第54条第2項に規定する避難の指示を伝達した場合は、速やかに、安否情報の収集を行う努力義務を負う。
【収集すべき安否情報】
a氏名、b出生の年月日、c男女の別、d住所、e国籍(日本国籍を有しない者に限る。)f個人を識別するための情報、g照会に対する回答に関する同意
安否情報システムを利用した安否情報事務処理ガイドライン
http://www.fdma.go.jp/html/intro/form/pdf/kokuminhogo_unyou/kokuminhogo_unyou_main/anpi_Gaido.pdf


推奨機器
1)衛星携帯電話:ワイドスター2(30万円程度)
http://www.docomo.biz/html/service/widestar/
アンテナは必須ではないがあったほうが望ましい。
ワイドスター2
http://www.docomo.biz/html/service/widestar/service/
ビジネスmoperaアクセスプロ
ワイドスターの一斉同報サービスは高いから使わない

2)自家発電機;デンヨー ポータブルガス発電機GE-900P(10万円)
ポータブルガス発電機 GE-900B GE-900P
http://www.denyo.co.jp/products/pdf/ge-900.pdf
プロパンガス使用で9時間

3)IC-DPR6 アイコム62,790円 (本体価格59,800円)
http://www.icom.co.jp/release/20120305/
出力 5W
周波数帯 350MHz帯
電波の飛び 市街地屋外1km〜2km
免許 簡単な登録申請のみ
価格 メーカー定価 62,790円(税込)
備考
●無線機/VoIPコンバーターVE-PG2を使用すればVoIP回線を介した通信が可能です。
●リチウム充電池は最大11時間持ちます。IC-DPR5は高出力・高性能のデジタル簡易無線機でありながら登録手続きで手軽に利用できるトランシーバーです。従来、広範囲をカバーできる高出力の無線機としては、資格を必要とする無線機や、業務用途に限って免許される簡易業務用無線機が主に利用されていました。IC-DPR5は資格・免許が不要で、簡単な登録手続きを完了するだけで使えるため、これまで無線機になじみのない方にも手軽にご利用頂けます。(アマチュア無線、パーソナル無線の互換性はありません)。
カタログ
http://www.icom.co.jp/support/download/catalog/pdf/tokusyou_sougou.pdf
http://www.icom.co.jp/products/leisure/products/
マニュアル
http://www.icom.co.jp/support/download/manual/pdf/IC-DPR5_5.pdf
◎ 無線局の運用に当たっては、1局当たり年間450円(包括登録申請)/500円(登録申請)の電波利用料を納付する必要があります。(納入告知書により、納付期限内に納付)
◎ 登録局の有効期限は、登録日から数えて5年間です。再登録の申請は、免許の切れる3ヵ月前から1ヵ月前のあいだに手続きをしてください。
◎ 本製品は、日本国内における陸上で運用する無線機です。上空、および海上での運用はできませんのでご注意ください。上空及び海上で運用されますと、無線局登録状の範囲を超えた運用となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられることとなります。
通話するときのアドバイス
1. 送信時間制限装置について
1回の送信で連続して通話できる時間は、「5分以内」と電波法で定められています。
◇ 通話範囲は、周囲の建物などの状況により異なりますので、下記の数値を目安に通話してください。(送信出力:5W)
見通しのよい場所: 約4km
市街地や建物内 :約0.5〜1km
レピータ
VE-PG2を複数台でIPネットワークを利用できれば広域で使える
●無線機/VoIPコンバーターVE-PG2を使用すればVoIP回線を介した通信が可能です。15万円
http://www.icom.co.jp/products/network/products/others/ve-pg2/index.html
IP電話からは、通常の電話利用時と同様のダイヤリング操作によって中継無線機に内線発信。
●端末の無線機からの発信を受けたVE-PG2は、あらかじめ設定した内線番号に自動接続を行います。
●アンプ、スピーカーと接続するなど、さまざまな設備との連動が可能

携帯ネット
mopera U:メールサーバー
http://www.mopera.net/
mopera Uは、ドコモのインターネットサービスプロバイダです。
mopera Uなら「いつでも」「どこでも」最適な通信環境でインターネットが楽しめます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Mopera
iモードやspモードのような限定接続型の携帯電話IP接続サービスとは異なり、モバイル通信に特化しつつも一般的なISPとして運営されている。
ショートメッセージサービス
http://www.nttdocomo.co.jp/service/communication/sms/
ドコモのFOMAの電話番号もしくは他事業者の携帯の電話番号へ全角最大70文字(半角英数字のみの場合は160文字)まで、文字メッセージを送受信できるサービスです。宛先は電話番号を指定するので、相手のメールアドレスが分からないときにもメッセージを送信することができます。
お申込み:不要
月額使用料:無料
アドレスは電話番号だけ
キャリア5社が相互接続開始
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000031-rbb-sci
RBB TODAY 6月1日(水)15時32分配信
他社携帯電話へのショートメッセージサービス、7月13日より利用可能に……
キャリア5社が相互接続開始
 NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの5社は1日、第三世代携帯電話(3G)におけるショートメッセージサービス(SMS)の事業者間接続を、7月13日より開始することを発表した。これによりユーザは、同一キャリア間だけでなく、他社携帯電話キャリアとの間でもショートメッセージサービスの送信および受信が可能となる。
 詳細な提供条件などは未定で、今後、各携帯電話事業者より個別に告知される。なおKDDIはショートメッセージサービス(Cメール)について、迷惑メール防止対策の強化(送信数の制限)、機能拡張(最大文字数の拡大)などを発表している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000031-rbb-sci.view-000
1)送信可能文字数 全角で50字
2)各社すべての機種対応ではない
 比較的新しい機種か


備考
全県である程度方策を統一したほうが良い。医師会単位で消滅もあり得るから、安否確認は郡市と県で情報の共有も必須。

 自家発電機はプロパン使用で850wで最小限です。必要なら大容量のガソリンのを郡市医師会レベルで追加配備すれば燃料もプロパンとガソリンで複数化をはかれるから理想ですね。
衛星携帯電話とデジタル簡易無線は予算次第で組合せは自由。衛星携帯電話はアンテナ等をつければ60万前後。デジタル簡易無線は24万前後。維持費が無線が安いのがメリット。まあ電話も5000円/月程度ですが。

基本は一番シンプルな、携帯メール(i-mode,sms)で行う。サブで災害掲示板やら、あまり普及はしていないがSNS(twitter、FB)やアマチュア無線など使えるものはすべて使うのは言うまでもありません。まあいろいろあればチェックするほうは大変だが。。

SNS(twitter、FB)とi-modeメールの災害に対する強度のちがいはSNSはパケット通信(3G)か無線ラン(Wi-Fi)i-modeはパケット通信(3G)です。3Gがつながればまずメールサーバは動いていると考えて良い。よってWi-Fiの違いだけです。その分だけSNSの方がつながりやすいといえるかもしれません。しかしWi-Fiは単なる無線ランだから固定回線が生きている証拠でしかない。ということは通常のPCネットも電源さえあればつながる。結局SNSとi-mode同程度と考えて良いでしょう。単に自家発電機があればよいことになる。

安否確認返信メールの内容
 とりあえず返信があれば無事は確認はできる。使いこなしていない方も多い。そこらは柔軟に対処する。訓練も必要。


デジタル簡易無線
アイコムIC-DPR6  62790円
1)フルバージョン: 31万円
------------------------------------
基地局2局間をIP網(インターネット)で接続
基地局
a)IP網接続装置:VE-PG2 15万円
b)中継用無線機:車載型デジタル簡易無線機アイコム IC-DPR1(中継機用)73290円
c)移動無線機:
あ)車載機器電源装置 2万円
い)車載機接続ケーブルOPC-2022 (OPC2022)8400円
う)携帯型デジタル簡易無線機アイコムIC-DPR6  62790円
及びIP網(インターネット回線)契約
2)基地局+車;アンテナ 15万円
------------------------------
a)車載型デジタル簡易無線機アイコム IC-DPR1(基地局用) 73,290
b)携帯型デジタル簡易無線機アイコム IC-DPR6 62790
c)車載機器電源装置             2万円


衛星携帯電話:ワイドスターII
可搬型端末 242900円
衛星ACアダプタ01 11000円
衛星電池パック01 64600円
衛星ハンドセット01 33000円
合計 368,000円


衛星携帯電話の比較
インマルサットは静止衛星でL-band。
イリジウムは周回衛星でL-band。
ワイドスターは静止衛星でs-band
 静止衛星の方が高度が高いから遮へい物の影響を受けにくい。周回衛星は低いから遮へい物の影響を受けやすい。電源を入れてから電波を補足するまで2-3分かかるから緊急通報には向かない。イリジウムは110番などの特番もつながらない。またL-bandはチャンネル数も少なく、遅くて通信容量が少なく、メールが英字のみで文字数制限はSMSなみとなる。遅い国際電話で電話番号が長い。よって音声利用が主となる。

安い衛星携帯電話;2012年7月頃発売 IsatPhone Proアイサットフォン・プロ:インマルサット
イリジウムと同じくメールが英字のみ。しかし安い
http://www.jdc.ne.jp/IsatPhone.html
http://sekaden.com/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9
○SMS(ショートメッセージ)
英数字 160 文字/その他 74 文字、最大 10 通までメッセージを連結可能。
○メール
英数字 160 文字/その他 74 文字、最大 10 通までメッセージを連結可能。
受信 E メールは英数字 160 文字/その他 74 文字。
本体価格: 78,000円
プリペイドSIMカード(初回のみ): 200ユニット 15,000円(有効期間2年間)