2015年度骨と関節の日報告:青森県

2015年12月8日


青森市
開催日 2015年10月17日(土)
開催場所 ねぶたの家ワ・ラッセ イベントホール
演者 岩谷整形外科クリニック 院長 岩谷道生
タイトル 「骨粗鬆症を知る〜あなたの骨は大丈夫?〜」
来場者 全来場者は217人。アンケート回収分169名(男性29、女性139、不明1)でした。
健康相談担当医 工藤正育 戸館克彦 岩谷道生 桜田純人 佐藤衛 (敬称略)
健康相談来場者 約50名
総括
 当日は天候に恵まれたこともあり、例年通り多数の熱心な方に参加して頂きました。「講演会をどこで知りましたか」というアンケートでは新聞の折り込みチラシ61%(前年64%)、青森市が発行する広報あおもり28%(前年32%)、病院・診療所14%(前年6%) となっています。病院・診療所の広報が幾分増加しています。
 「ロコモについて知る」「足腰に痛みのある高齢者を減らす」という演題で岩谷整形外科クリニック院長の岩谷道生先生に講演していただきました。ロコモの定義から日常の注意点、さらには良くある質問、冷シップと温シップの違いに至るまで、わかりやすく解説して頂きました。また岩谷整形外科テーマ曲「元気な街」の演奏で、場が明るい雰囲気で和みました。これも好評でした。
アンケート結果では「役に立った」67%、専門性について「ちょうどいい」76%「今後の治療の参考にしたいと思いますか?」はい―87%と好評でした。ロコモティブシンドローム(ロコモ)という言葉を知っていますか?では、「言葉も意味も知っている」17%、「言葉も知っていたし意味も大体知っていた」26%、「言葉は知っていたが意味は知らなかった」27%、「言葉は聞いたことがあるが意味は知らなかった」13%、「言葉も意味も知らない」11%と分かれ、ロコモの言葉と意味の両面で十分に理解されていないことが解りました。やはりロコモというカタカナ語が理解されにくい印象を改めて感じました。
 恒例の健康相談にも5名で対応しました。整形外科疾患についての様々な相談を受け、好評でした。
文責桜田純人


弘前
開催日 10月3日(土)
開催場所 ヒロロ4F、弘前市民文化交流館ホール
演者 弘前記念病院 若井裕司 先生
タイトル 関節リウマチのおはなし
来場者 114人
健康相談担当医 神裕昭 山内正三 金子雅 澤田雅章 横山隆文 工藤悟 若井裕司(敬称略)
健康相談来場者 32名
総括
 今年も多数の市民の方にご参加いただき開催されました。記念病院の若井先生にRAについて講演をしていただき、興味深く聞き入っているようでした。健康相談は例年以上に多くの方が相談に参加しており、整形外科疾患多岐にわたっての相談にわかりやすく説明しておりました。市民からの好評も得ており、今後も継続していくことが有用だと考えられました。
文責工藤悟


八戸市
ロコモキャラバンin 八戸市
ー骨と関節の日に代えてー
開催日時:2015年10月4日(日)13:00〜15:00
開催場所:八戸市公会堂
テーマ:ロコモと認知症
講師:末綱太先生八戸市立市民病院副院長第一整形外科部長
講師:梅垣宏行先生名古屋大学地域在宅医療学・老年科学講師
ACOA参加会員(敬称略)
荒井久典、大竹進、奥寺良之、栗崎和之、本田忠、朴鍾大、山内正三
入場者数:710名(関係者除く)
 総括
今年はいつもの「骨と関節の日」に代えて、SLOCが主催の「ロコモキャラバンin 八戸市」をNHKの企画制作という形で行いました。またこの企画は八戸市環境・健康フエスタの一部に組み込まれての実施となりました。
当日は晴天で天候には恵まれましたが、十和田市で全国B−1グランプリ、田子町でべこっこ祭りと近隣での催しものも有り集客には気を使いました。しかし結果的には710名の参加を得ることができホッとしております。これまで大阪、札幌、福岡、浜松と100万都市、政令指定都市と回ってきましたが八戸が最高の参加者でした。地方都市でも工夫すればできることが証明できて良かったです。参加していただいた諸先生方にはそろいのはっぴで市民への声掛けをしていただきました。遠路おいでいただいた山内先生、大竹先生有難う ございました。
さて内容的には参加者アンケート(回収率50.8%)によりますと末綱先生の「ロコモ」、梅垣先生の「認知症」のお話し共に89%の方が分かり易かったとのことでした。また「ロコモ」と「認知症」の関連がよく分かったとの声が多く寄せられていました。「ロコモテイブシンドローム」について知っている方は60%でした。まだまだ啓発活動は必要と思われました。来年はまたいつもの「骨と関節の日」を実施いたします。
文責:朴鐘大


五所川原市
開催日 2015年10月10日(土)
開催場所 五所川原市ふるさと交流圏民センター オルテンシア ふるさと交流ホール
演者 中村吉秀先生 つがる西北五広域連合つがる総合病院 整形外科科長、リハビリテーション部部長
タイトル 高齢者の足の痛み〜ずっと自分で歩くために〜
参加人数は、138名
アンケート回収者(127名・男27名/女100名)。アンケート未回収者(11名 男女不詳)でした。
健康相談担当医 3名 山本倫子 三浦元美 平川均(敬称略)
健康相談来場者 20名
総括
連休初日土曜日の行楽日和にもかかわらず、多数の方にご参加頂きました。当市での開催は3回目、今年は演者が西北中央病院や金木病院にも、ご勤務されたことのある中村吉秀先生の知名度の高さも功を奏し、参加者は過去2回を上回りました。
変形性股関節症、変形性膝関節症、骨折、骨粗鬆症などについての講演内容も、一般の方に理解しやすいように工夫されており、アンケートでも「大変判りやすかった」と絶賛でした。また、骨折や関節症に使用するインプラントや関節内注射に使用するヒアルロン酸も持参され、実際参加者の方々の手にとって頂きましたところ大反響でした。
今年は開会の挨拶を山本倫子先生、閉会の挨拶を三浦元美先生にして頂きました。女性の明るい笑顔と爽やかなご挨拶で、三浦先生には「皆さん来年も再会しましょう」と締めくくって頂きました。
文責 平川均


アンケート結果