本田整形外科クリニック。本田忠ver2000/11/18
最近の動向
カルテ、画像とも電子保存が認められました。法的な障害はなくなった。真正性など要求されるレベルも規定された。各ソフトともユーザも徐々に増えてきて、結構診療所向けも出揃ってきました。それなりに練れたソフトになってきています。まだ細かいところで使い勝手が洗練されていないところもあります。まだ使い込んでいないソフトの場合は、同じ科の先生がユーザでいるかどうかチェックすることも大切です。
キーボードからの入力を減らそうとして、分類をきちんとして、項目を増やせば、使い勝手は落ちる。日本語フロントエンドプロセッサのように、分類に学習機能がつけば最高です。あるいは、登録変更が現場で簡単にできればよい。またキーボードの打ち込みの早い方には、キーボードも使えるようにする。要は選択肢を増やす。
またあらゆる場面でクリックする回数を減らす方向にしなければいけません。一度入れた情報はとことん利用する方向も明確にする。ウィンドウ間のコピー、ペーストができるようにする。院内で使われているソフト、書類だと文字ピタ、医見書等との整合性を取るのはむずかしいので、ペーストができればよい。現実的な選択をしていくことになります。印刷形式は多様ですから、そこ等で多用する。既存の医師会の検査センターのデータ配信との整合性はきちんととる必要がある。
リハの指示書は、印刷しないと現場では使えないという話も出ました。これもなるほどと思いました。冗談で、液晶プロジェクタで写すかという話も出ました。
バックアップは、Cd-ROMやDVDということになるでしょうが、当然紙でも印刷する必要がある。しかし毎日印刷していたら、膨大な厚さになる。ある程度きりの良いところで7回きたら印刷とか設定できればよいのですが、バックアップを考えたら、毎日がよいか。悩むところです。
手伝いの先生がきたらトレーニングはどうするか。
選択にあたっては、既存のシステムとの整合性と、同時に将来のシステムとの整合性も考える必要がある。1-2年後に予定される、電子保険証との整合性も心配なところです。
院内LANのスピード
7台ぐらいつないで使うわけですから、ちゃちな器械だとスピードが遅い。忙しい外来ではスピードが遅いと、クリック数が多いとイライラします。
定型業務はできるだけ早く、またクリック数を減らさないと使い物にならないということかと思います。毎日進歩させる。
最終目標は地域内での情報共有化でしょうが、スピードが要求されるわけですので、当然先ずは院内でデータを蓄積することが大切です。まああたりまえですが。
地域内でデータの共有化が真に仕事に使い物になるためには
1)2次医療圏(患者の動きに合わせる)ですべての医療機関が参加しなければいけない
2)すべて常時接続にならないといけない(できれば光で)
3)すべての一次情報はデジタル化しなければいけない。
まことにハードルが高いものとなります。
金額;ハードだけで7-8台いくわけですから200万。300万の世界とは異るものになりそうです。もちろんレセプトと割り切り2台だけでランを組んでも良い。所見は従来通りカルテに保存するのもよいかもしれません。現状に会わせて行うしかありません。
○前提条件
1)ブラインドタッチができる
2)キーボードがなれたもの
3)事務員が脇にいる
という前提で 最大の問題は診察室で事務のいるスペースです
医師は患者さんの前では打たない 処方、処置はすべて口答とする。脇の事務が打ち込む
医師は所見と病名だけ打ち込む
○配置10baseで無線LANで院内配線なし。工事しなくて良いし バージョンアップが楽。
画像だけ100baseの有線
サーバ一台:事務におく
診察室 2台 事務用 医師用
2)事務 1台 レセプト業務は診察室で大部分打てるから、会計業務とカルテ管理
3)処置室 1台
4)レントゲン 2台 画像処理専用:ここはお金がかかる。FCRやコダックがあれば ここは最大の問題ですが、CRT診断は時間の無駄。見逃しがあれば 死活問題。ここは診断はあくまでアナログで。保存だけ参照画像と割り 切れば特徴あるものだけ最小限デジカメでとっておく程度
5)リハ室 1台
6)院長室 1台(書類や指示) 端末はすべて液晶で、
8台、
ノートパソコン20万ぐらいので160万 院長のだけデスクトップで無線キーボード。 ハードは現在あるのを生かせれば最高ですが、なかなかうんとはいわない
レセプト機能はガッチリ。ただし高い。タッチペンでも入力できる。さすがに手堅い。分類も細かく設定できる。良く使い込まれている。タッチペンの耐用性はマウスと比べてどちらが上だろうか。
これもよくできている。病名セットオーダが使える。セットオーダがあらかじめうまく組めれば定型的な仕事はだいぶん楽になる。
Medical station(BML).。これはウインドウを多用している。ウインドウ間のデータ移動が旨く動けば気に入った。
検査センターの、配信の取り込みの開発をどうするかが問題。
アーチャンレセプトwin版もあり
アクセス使用、整形外科医に使用例あり。ただし労災がない
間違いはない
これは内科がメイン。整形外科のユーザがいない
レセプト機能が駄目。自分で作るしかない
ただし安い。頑張るかたむけ
MUMPs、レセプト機能なし
NT
電子カルテ導入記3
NTベース
○病院向け
physician's workstation 伊藤忠テクノサイエンス(株)
適用機種: ハードウェア:Sun,PC(DOS/V)ソフトウェア:UNIX,WindowsNT/95
IBM CIS-MR(Medical Record)日本アイビーエム(株)
NT
MegaOak-NEMR」は、厚生省通達の「診療録等の電子媒体による保存について」を考慮
オープンなシステム環境に柔軟に対応 UNIX
ここは診療所向けが使い出すようです。ユニークな発想で楽しみ
その他
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