圧縮解凍ソフトver2001/3/20

本田整形外科クリニック 本田忠


はじめに
 今回は、フリーソフトを利用するときに多用する、圧縮展開ソフトのお話です。これもベーシックなソフトです。その分だけ多様なソフトがあります。選択は迷うところです。

圧縮、解凍とは
 ネットワーク上で配布されているソフトウェアの多くは、ダウンロードに時間がかからないようにファイルサイズを特殊な方式で小さくしてあります。これをファイルの「圧縮」と呼びます。 圧縮されたファイルは、一般的には、そのまま実行したり開いたりすることができない状態になります。 元に戻してはじめて利用できるため、圧縮ファイルを冷凍食品に見立てて、元に戻す作業を「解凍」と呼びます。「展開」とか「復元」とも呼ばれます。また圧縮するソフトによっては複数のファイル(アーカイブ:書庫)を1つにまとめる(アーカイブするとも言います)ことができます。これらのファイルを「解凍」するためにはそれぞれの圧縮形式に対応したソフトウェア(解凍ツールとかアーカイバ [Archiver] と呼ばれるソフト)が必要です。
利点は第一に、オンラインのものは圧縮書庫の形で配布されていることが多い。解凍ソフトがなければ、ダウンロードしてきても使えない。第二に、自分で圧縮ファイルを作れる。スペースが不足気味のときなど、圧縮して保存しておけば、スペースの節約になる。また、メールに添付は、巨大ファイルは圧縮して送れる。さらに、UNIX や Mac の人とやりとりするときにも、アーカイバが役立つことがある。第三点としてセキュリティ機能。書庫によってはパスワードを設定することができるわけです。

圧縮形式
 圧縮する技術にはさまざまなものがありますが、Windowsの世界では大きく分けて、日本で普及している「LHA方式」と世界的に普及している「PKZIP方式」が有名です。前者は圧縮後に .LZH という拡張子を持ち、後者は .ZIP という拡張子を持ちます。PKZIPと LHA はそれぞれに特徴がありどちらが優れているとは言えませんが、一般的には LHA の方が圧縮率が高い(より小さい圧縮ファイルを作れる)と言われています。 ZIP の場合は解凍にパスワードを設定することもできます。
1)lzh(LHA形式、LHarc形式)
「LHarc」から発展した「LHa」という圧縮ソフトで圧縮したファイル。日本国内での標準的圧縮方法で、特に日本語の文章に対しての圧縮が優れている。特徴は圧縮率を任意に変更できる事ですが、最近では最も標準的な圧縮率である「lh5」が主流です。「lh」の後につく数字が高ければ高いほど圧縮率は増し、ファイルサイズが小さくなりますが、圧縮解凍処理にかかる時間は長くなります。
2)zip
 海外、特にアメリカで普及している圧縮形式です。海外の方とデータをやり取りする時は、まずこの形式で圧縮しましょう。解凍する為に暗号を付加することが出来たり、自己解凍書庫を作れたりと、用途は様々です。 MS-DOSの「Zip」という圧縮ソフトで圧縮したファイルが基本。「WinZip」、「Lhasa」など多くの解凍ソフトが存在する。圧縮率はそれなりですが、その対応ソフトの多さなどが魅力です。マッキントッシュでは「MacZip」が使えますがあまり使われない圧縮方法です。
3)cpt(Compact Pro形式)
 マッキントッシュ用の「Compact Pro:シェアウェア」という圧縮ソフトで圧縮したファイル。  フロッピーに保存するときなどは自動的に複数のファイルに分割してくれる。CompactPro,StuffIt Expanderで解凍できる。
4)sit(StuffIt形式)
 マッキントッシュ用の「StuffIt Deluxe:製品版」「DropStuff(Aladdin System社):シェアウェア」「StuffIt Lite(Aladdin System社):シェアウェア」という圧縮ソフトで圧縮したファイル。マッキントッシュでは「Sutufflt Expander:フリーソフト」、Windowsなら「StuffIt Expander for Windows(Aladdin System社):フリーソフト」で解凍できる。利用する際にはバージョン5から圧縮形式が変更になった点に注意。圧縮するソフトは市販ソフト・シェアウェアが必要になってしまう。
5)sea(StuffIt形式:自己解凍形式)
 マッキントッシュ専用。ダブルクリックするだけで,自動的に解凍できるように圧縮されているファイル。解凍用のソフトが不要なので,「自己解凍形式」と呼ぶ。利用する際はOSが限定されるので相手のコンピュータの種類に気をつけないといけない。
6)cab
 Microsoft社が開発した「Windowsで標準的に利用されるはずの圧縮タイプ」。Windows以外にもMicrosoft社製ソフトは、すべてこの形式で圧縮されて販売されています。バージョンをあげつづけ、現在では最高の圧縮率を誇るソフトの一つにまでなりました。対応している解凍ソフトも増えてきました。ただし実際に使われるのはソフトの配布時以外あまりありません。
7)exe
 プログラムを意味する「.exe」という拡張子をつけたファイルです。つまり、このプログラムを実行して、ファイルの解凍を行います。利用時にはWindows(MD-DOS)を利用している人にしか実行できない点に気をつけてください。
8)tar(TAPE ARCHIVE形式)
 UNIX系で複数のファイルをひとつのファイルにしたのが「TAR書庫」(圧縮はしない)、ひとつのファイルを圧縮したのが「GZIP圧縮」です。一般に、複数のファイルをTAR書庫にまとめてから、それをGZIP圧縮します。
9)gz(gzip)
 UNIX関係のコンピュータで使われている事実上標準的な圧縮/書庫化形式です。gzipはGNUがUNIX標準のcompressに取って代われる形式ということで開発されました。2つあわせてTGZ形式と呼ばれます。圧縮ではcompressを利用する場合もあります。そのときは.Zが一応拡張子になります。その場合にはTAZ方式と呼ばれます。
 gzip -cd soft/*.gz | tar xvf -
 zcap -cd soft/*.Z | tar xvf -
 などと解凍されるものです。
10)PMA形式
 MSXでの標準圧縮形式。

ソフトの選択
   一般的なマナーとして、違うOSを使っている人に圧縮ファイルを渡す場合、LHA形式かZIP形式で圧縮することをお勧めします。また、圧縮するファイル名は、長い文字数(8文字超)や日本語(2バイト文字)は避けましょう。対応しているアプリケーションもありますが、完全でない場合があり、相手方の使用環境にもよりますので注意しましょう。
 圧縮するにはそれぞれの方式ごとにソフトが必要ですが、ほとんどの場合、ひとつのソフトがいくつもの方式の圧縮ファイルを解凍できます。Lhasa(ラサ)が定番です。また初心者向けの解凍ツールとしては、Easy Meltingや解凍レンジでしょうか。より細かいことをするならLZH, ZIP, CAB の主要三形式は、LHMeltで可能です。 StuffIt Expander (for Windows)は、圧縮ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、デコード・解凍ができます。tarは、eoがおすすめです。フォルダをまるごとパスワードつき圧縮したいようなときは、DeepFreezer をおすすめします。ただZIPではなくYZ1という形式の書庫になります。

具体的なソフト
圧縮/解凍ツール
1)Lhasa
 LHAは、国産の圧縮ツールの代表。LHASA(らさ)は、そのLHAで圧縮されたLZH形式と、ZIP形式のファイルの解凍を行う。起動してファイルマネージャからドロップするだけの簡単操作で解凍出来ます。Windows95ならデスクトップにショートカットを作って、そこに圧縮ファイルをドロップするだけです。私はLhmeltよりLhasaの方が解凍方法が、はるかに簡単だということもあってこのツールを使っています。
 指示に従ってインストールします。ただ途中で「関連づけ」という項目が出てくるので、そこにある [.lzh] [.zip] の2つのボタンをどちらも押しておいてください。これによって圧縮ファイルをダブルクリックするだけでファイルの解凍ができるようになります。
 LZHファイルやZIPファイルを解凍すると、ファイル名と同じ名前のフォルダがデスクトップ上にできて、そこの中にファイルが復元され、そのフォルダが開きます。普通はその中に READMEとか INSTALL という名前のファイルが含まれていますから、それを開いて説明を読んで下さい。インストール方法が書かれているはずです。あとはその方法に従って各ソフトウェアをインストールして下さい。
著作権者:竹村 嘉人 (たけちん)氏
ソフト種別:フリーソフト
バージョン: v0.16
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2)Lhmelt ver0.53
LZH 形式書庫の閲覧・圧縮・解凍,及びARJ 形式書庫の閲覧・解凍を行う 32bit版ソフト。LZH形式を扱うにはUNLHA32.DLL、ARJ形式を扱うにはUNARJ32.DLLが必要です。
フリーウェア
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3)+Lhaca,Lhacaデラックス
 圧縮解凍をこなせる有能ツール。対応形式が下記の2つしかありませんが、日本国内で普及している形式はカバーしているので、初心者の方にはやさしいツールといえます。長所は、何といってもその扱いやすさである。対応形式 圧縮 LHA ZIP
解凍 LHA ZIP
 DLLも内蔵されているのでわざわざ別にダウンロードする必要もなく、かつ、見やすく設定がしやすい。さらに、Lhasa 風のインターフェイスの解凍機能に加え、Lhasa 風のインターフェイスの圧縮機能までついていて、ドラッグ&ドロップ一発で操作が出来る。何とも、ありがたいソフトである。ただし、短所としては、”+Lhaca”は、圧縮・解凍の機能はどちらも LHA/ZIP 形式にしか対応していないということ、また、解凍時の動作をきめ細かく設定可能ではないということである。けれど、その欠点を解消したソフトウェアが出現した。その名は、Lhacaデラックス。
著作権者:村山 富男 氏
ソフト種別:フリーソフト
バージョン:0.7x (+Lhaca)
バージョン:1.x(Lhacaデラックス)
作者のページ: down
+Lhaca: down
Lhacaデラックス: down
4)Unlha32.dll
LZH 書庫ファイルの圧縮・解凍をサポートする DLL です。Lhmelt他、多くの圧縮解凍アプリケーションが使用しています。 窓の杜などからダウンロード願います。 エディタ・ファイル操作関連の圧縮・展開・変換にあります。
フリーウェア
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5)for Windows Winzip シェアウェア
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 ZIPは、アメリカのDOS/Windowsの世界で広く使われている圧縮ツール。WinzipはこのZIP形式の圧縮と解凍、ARJ,LZHなどの解凍、UUencode,HQX,MIMEエンコードされたファイルのデコード機能もある。
7)StuffIt Expander for Windows
 Macユーザーとのファイルのやり取りに便利な圧縮・解凍ツール。ZIP,ARJといったWindowsでメジャーなもののほか、MacintoshのSIT,UNIXのGZなどを解凍できる。さらにUUencord、HQX形式でエンコードされたデータをデコードすることもできる。Macintoshユーザーとデータのやり取りをする人は必携。
著作権者:Aladdin Systems,Inc
ソフト種別:フリーソフト
バージョン:5.0
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8)EASY圧縮
 圧縮専用ソフト。下記の「解凍レンジ」と開発者は同じです。解凍専用ソフトと組み合わせて使用すると良いでしょう。
対応形式 圧縮 LHA ZIP CAB
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9)解凍レンジ
 機能もシンプルな解凍専用ソフト。解凍するだけで充分という方はこちらのみでもOK。初心者の方もスンナリと入っていけるソフトです。
対応形式 解凍 LHA ZIP CAB その他
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10)eo (イオ)
 非常に、多くのアーカイブ形式の解凍をサポートし、さらに、解凍のための外部 DLL が一切不要で、自己解凍アーカイブを通常のアーカイブと同様に解凍可能など、他にも多くの長所を持ち、圧縮・解凍ソフトとして年間最優秀賞の受賞も受けた、信頼度が高く、安定性もある、お勧めの一本。
フリーソフト
バージョン:1.4.0
対応形式 解凍 LHA ZIP RAR CAB
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BEAMbitious
11)LHaBOX 圧縮箱
 一度圧縮したファイルに、別のファイルをあとから追加できる圧縮ソフト。ファイルをドラッグ&ドロップすると、デスクトップに「Lhboxtmp.lzh」という名前の圧縮ファイルが作成される。このあと、別のファイルをさらにドラッグ&ドロップすると、「Lhboxtmp.lzh」内にファイルが追加される形で圧縮される。あちこちにちらばっているファイルを、特定のフォルダにコピーしてまとめるような感覚で、次々とドラッグ&ドロップして追加圧縮できるのが特長だ。なお、「LHaBOX 圧縮箱」のアイコンをクリックすると、「Lhboxtmp.lzh」に圧縮されたファイルが表示され、ファイルを開いたり、名前を変えたり、不要なファイルを削除したりできる。動作には「UNLHA32.DLL」が必要。
著作権者:高橋 潤 (猫太郎) 氏
ソフト種別:フリーソフト
バージョン:1.36 (Build 2)(99/08/14)
対応形式:
圧縮:LZH (要「UNLHA32.DLL」)
解凍:LZH (要「UNLHA32.DLL」)
窓の杜 - 圧縮・解凍
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猫太郎のホームページ(Nekotaro's Homepage)
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12)Explzh
 多くの圧縮形式に対応した圧縮/解凍ソフト。LZH形式やZIP形式はもちろん、CABやTARなどあまり見慣れない形式への圧縮も手軽にできる。インストールすると、デスクトップに圧縮アイコンと解凍アイコンが別々に作成されるので、圧縮するときは、圧縮したいファイルを「圧縮」アイコンにドラッグ&ドロップするとよい。すると、圧縮ファイル名や圧縮形式を指定するメニューが表示されるので好きな圧縮形式を指定しよう。通常の圧縮形式だけでなく自己解凍形式も選択可能だ。このソフトを利用するには、別途「UNLHA32.DLL」や「UNZIP32.DLL」、「IZIP32J.DLL」などが必要となる。
著作権者:鬼束 裕之 氏
ソフト種別:シェアウェア 1,000円
バージョン:2.90(99/08/16)
対応形式:
圧縮:LHA、ZIP、TAR、GZ、CAB (要各対応DLL)
解凍:LHA、ZIP、ARJ、CAB、RAR、ISH、TAR、GZ、Z (要各対応DLL)
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Explzh HomePage
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13)LHA Shell Extensions
 エクスプローラの右クリックメニューから圧縮/解凍できるようにするソフト。インストールするとファイルやフォルダの右クリックメニューに圧縮や解凍用のメニューが追加され、メニューを選ぶだけで圧縮/解凍操作ができる。また、右ボタンを使って好きな場所にドラッグ&ドロップすると通常表示される「ここに移動 (M)」などのメニューのほかに、「同じファイル名でここに圧縮(D)」といった圧縮用のメニューが表示されるようになる。圧縮ファイルを右クリックしたときは「自己解凍ファイルを作成 (X)」や「書庫の中身を開く(A)」といったメニューが表示され、自己解凍ファイルを簡単に作成できたり、圧縮ファイル内のファイルを参照することができる。このソフトを利用するときには前もって「UNLHA32.DLL」をインストールしておく必要がある。
著作権者:松木 譲介 氏
ソフト種別:シェアウェア 500円
バージョン:1.51(98/06/11)
対応形式:
圧縮:LZH (要「UNLHA32.DLL」)
解凍:LZH(要「UNLHA32.DLL」)
窓の杜 - 圧縮・解凍
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Matsuki's Software Gallery
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14)LHAユーティリティ32
 ファイルの圧縮/解凍だけでなく、フロッピーディスクなどで持ち運びができるように大きなファイルを分割することもできるソフト。インストール時は簡易セットアップが起動し、ドラッグ&ドロップしたときの挙動や、関連づけなど、動作設定を簡単に指定できる。ファイルの右クリックメニューから簡単に圧縮や解凍ができるほか、質問に答えていくだけで圧縮できる“圧縮ウィザード”も用意されている。圧縮ファイルの中身は、エクスプローラー風の画面で閲覧可能。圧縮ファイルが大きくなりすぎた場合、フロッピーディスクなどで持ち運べるように複数のファイルに分割する機能もついている。「UNLHA32.DLL」が必須で、各対応DLLがインストールされていれば、ZIP、CAB、TAR形式の解凍もサポートされる。
著作権者:大竹 和則 氏
ソフト種別:フリーソフト
バージョン:1.35 (99/09/11)
対応形式:
圧縮:LZH(要「UNLHA32.DLL」)
解凍:LZH、ZIP、CAB、TAR(要各対応DLL)
窓の杜 - 圧縮・解凍
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LHAユーティリティ32ホームページ
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15)DeepFreezer
圧縮アルゴリズムを新開発することにより、圧縮率がやや高まったほか、圧縮時間が、従来のlzhやzip形式の半分程度という高速動作が注目ポイントだ。yz1 という、圧縮書庫が生成される。圧縮率23%。
フリーソフト
著作権者 やまざき(BinaryTechnology)氏
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マック用
1)for Macintosh DropStuff(圧縮) シェアウェア
圧縮・解凍
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2)MacLHA フリーウェア
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 国産圧縮ツールLHAのMacintosh版。LHAで圧縮されたLZHファイルの圧縮解凍が行える。また、MacintoshのファイルをWindowsユーザーにわたすときに必要なMacBinaryの処理もできる。
かなり、お勧めの圧縮・解凍ツール

圧縮・解凍用語集
圧縮
特定のアルゴリズムに従って、データの容量を少なくすること。単純な例としては、重複しているデータを一つにまとめることでデータを少なくすることを指します。
解凍(展開)
圧縮前の状態に戻すことです。展開も同じ意味で使われます。
アーカイバー
ここでいうアーカイバーとは、複数ファイルをひとつにまとめたり、復元したりするアプリケーションのことです。一般的には、単にファイルをまとめるだけでなく、データ圧縮機能を持つものを言い、圧縮ソフトの総称となっています。
書庫
 もともとはファイル整理等で、ファイルをフォルダやディレクトリにまとめる事を指していたのですが、それ自体に圧縮を伴うことが多かったため圧縮されたファイルの事を指し、アーカイブとも呼ばれます。ファイル属性のアーカイブとは別になります。
圧縮形式
 最も普及している形式として、LHA、ZIPが挙げられます。一般的に使用されている形式はSTEP1でご紹介しています。圧縮解凍ソフトによって対応形式が異なりますので、注意が必要です。
圧縮率
 元ファイルとの割合(%)を指します。数値が低ければ低いほど、ファイルサイズは小さくなります。
lh5、lh6、lh7
 LHA形式での圧縮タイプのことです。数値が高ければ高いほど、ファイルサイズも小さくなります(=高圧縮率)が、処理時間とは反比例します。なお、アプリケーションによってはすべてに対応していない場合がありますので注意が必要です。lh5が一般的のようです。
DLL
 アプリケーションがよく使う機能を集めたファイル。ファイルの後に同じ機能がアプリケーション毎に重複してあってもよく使う機能は互いに共同で使えるように独立させておき、必要に応じてアプリケーションがその処理を行なう場合だけそのファイルを呼び出せるようにしたソフトのことを指します。
マルチボリューム
 一つのファイルを、指定したサイズで複数に分割することです。CAB形式、CPT形式等で行うことができます。
ライブラリ
 複数のソフトウェアで使用する汎用性のある関数やデータの集まりのことを指します。
拡張子
 拡張子とはファイル名の後ろのピリオド「.」に続いた3文字以下の英数字のことで、ファイルの種類を表しますが、Windows95の場合はエクスプローラの設定によって拡張子が表示されないこともあります。
自己解凍ファイル
 実行することで自動的に自分自身の解凍を始める圧縮ファイル。解凍するためにそのファイル以外を必要としないため、オンラインソフトの配付によく使われています。ただしOSに依存しますので、使用環境によったり、異なるOS間では自己解凍機能が利きません。MacintoshのSEA形式をWindowsで解凍する場合は、「Aladdin Expander」で解凍することができます。
可逆性圧縮
圧縮されたデータを解凍した時、完全に元に戻る圧縮方式。ロスレス圧縮ともよばれます。
不可逆性圧縮
 圧縮されたデータを解凍した時、完全に元に戻らず、データの損失が起こる圧縮方式。一般的にJPEG、MPEGがこれにあたります。これらのデータを圧縮ソフトで圧縮してもあまり効果は期待できません。逆にBMPのように圧縮せずに記録する方法を無圧縮方式と呼び、圧縮ソフトを使うとかなり小さいサイズになります。
CRC
インターネットなどのファイル転送で、データが正しく伝わっているかをチェックするエラー検出、修復方法の1つ。
TAR
UNIX系で複数のファイルをひとつのファイルにしたのが「TAR書庫」(圧縮はしない)、ひとつのファイルを圧縮したのが「GZIP圧縮」です。一般に、複数のファイルをTAR書庫にまとめてから、それをGZIP圧縮します。

参考文献
圧縮解凍ソフトはこれを揃えよう
圧縮解凍ソフト
おしえてインターネット−超〜かんたん!レッスン! 圧縮・解凍を極めよう!
圧縮・解凍講座
統合アーカイバプロジェクト
特集 |ファイルやフォルダの圧縮名人になろう!
圧縮・解凍DLL
統合アーカイバ・プロジェクト
妖精現実 フェアリアル