災害時の情報と停電 対策(詳細)



本田整形外科クリニック 本田忠2011年12月4日



はじめに
 東日本大震災で被災された方々にお見舞い申し上げます。今回は家庭や職場での災害時における様々な情報収集と停電対策を述べてみたいと思います。
今回の教訓(被災地の聞き取り調査から)
 テレビや固定電話は使えない。自治体が住民に向けて発信する防災無線すら、十分に機能しないケースがあった。携帯電話はかかりにくくなり、メールの送受 信もスムーズにできないところもあった。
 NPO法人環境防災総合政策研究機構の松尾一郎氏らの被災者への聞き取り調査結果では(有効回答数:釜石市113名、名取市105名:田老地区101 名、鍬ヶ崎地区81名)
避難するまでの間に、津波の情報や避難の呼びかけを聞きましたか」
「聞かなかった」と答えたのは、田老地区では61人、名取市では54人に達した。
避難に関する情報の入手先」
 回答は数が多いものから、「消防車や役場の広報車から」「家族や近所の人から」「防災無線から」と続く。大規模な停電が起きていたから、テレビや携帯電 話などは使えなかった。情報を得る手段が限られていた
「防災無線についてお聞きします」
「呼びかけはしていなかったと思う」と答えた人が、名取市で87人に及んでいる。「何か言っていたが、聞き取れなかった」という回答も見逃せない。
これを踏まえると、名取市では105人のうち、96人が防災無線のアナウンスの内容を理解することなく、避難していたことになります。
ハザードマップの利用:情報に頼らずすぐ避難する
 「災害地の聞き取り調査」の結果からは、「津波警報」に頼ることなく、すぐ避難する必要があることがうかがわれます。何せ「想定外の規模」であった。今 回の八戸市のハザードマップと実際の津波浸水地域を重ね合わせると、ハザードマップの方が若干範囲は広かった。地域のハザードマップを日ごろからよく研究 して、危険地域は「避難情報に頼ることなくすぐ避難する」ことが大切と思われます。

エリアメールについて
 今回の震災後、青森県全域の自治体で採用されました。携帯電話に緊急速報「エリアメール」は、自治体からの災害・避難情報や、気象庁が提供する緊急地震 速報を、回線混雑の影響を受けずに、一斉同報配信するものです。「緊急地震速報ブザー」(一部機種で音声ガイダンス)と「災害避難ブザー」があります。停 電でも大変役立つものと思われます。ただし機種によってあらかじめ設定する必要があります。設定方法は機種によって違います。ネットで調べてみてくださ い。
携帯の電源確保
 今回の震災では携帯電話が大活躍しました。音声はつながりませんでしたが、震災当日でもショートメールやメールは何とかなりました。携帯でTVをみるこ ともできました。しかしTVを見ればすぐバッテリー切れを起こしました。市内の家電量販店で種々グッズがあります。品不足でしたが何とかそろえることがで きました。ノートpc、手回しラジオ(懐中電灯、充電器つき)からとか、いろいろ充電しましたが、やはり乾電池からと車のシガーソケットから充電できる機 器が一番役立ちました。ソーラーパネルがついている充電器もあります。ハイブリットカーは発電機そのものです。今回は乾電池も払底しました。備蓄も必要で しょう。充電器は複数用意しておく必要を感じます。

自家発電機
 今回の震災ではガスは何とかなりましたが、停電とガソリン不足が大変困りました。灯油も若干不足しました。プロパンガスは比較的確保できました。自家発 電機や車載電源の利用(DC電源対応の機器は自動車用バッテリーを使用)予備バッテリー、DCアダプタ、ソーラーパネルなどが考えられます。自家発電機も 考えられます。大容量の発電機は高額ですから、必要最小限に絞る必要があります。
電気製品の消費電力を調べる
 実際職場や、家庭で使っている電気製品の消費電力を調べてみましょう。電気製品の取扱説明書や本体には年間消費電力量や定格消費電力などが記載されてい ます。表としてまとめてみました。あくまで一般的な目安です。製品の種類や大きさなどにより消費電力は大きく異なります。また、立ち上がり時などは1.2 −1.5倍程度の電力を消費します。余裕を持たせる必要があります。実際の消費電力を調べる際は「エコワット」という消費電力を計算する機械がありますの で、そちらを使って実際の数字を計測することもできます。
炊飯器は1kwを超えるものが多くあきらめる。テレビは150w程度です。PCは30w程度。モニターは120w。インクジェットプリンターは50W程 度。レーザープリンターは消費電力が大きい。床暖房は点火時;240w。燃焼時235w程度です。
自家発電機
 今回の震災ではガソリンが払底しました。容量の大きいガソリン式を1台買うなら、安いプロパンを複数台買う。複数台あれば壊れても対処できます。なお購 入後は定期的に稼働させる必要があります。
自家発電機の選択
燃料の選択;ガソリンは手に入らない
機器;複数台が望ましい(燃料が違えばなおよいが)
ガソリン式は容量が大きい。しかも選択肢が多い。ただし高額です。比較的容量が大きくて安価なものとしては88ハウス3500Wインバーター発電機ガソリ ン 定価 168,000円、新ダイワ1400Wインバータ発電機ガソリン;208,425円などです。
プロパンガス式は容量が小さいが安い。実際の機器としてはポータブルガス発電機、デンヨーのGE-900P(850W並列運転不可)と三菱ポータブル発電 機 MGC900があります。
カセットボンベ式は管理はしやすく安価です。しかし10度以下では稼働せず、寒冷地では無理かもしれません。1時間/2本程度で動きます。実際の製品では デンヨーのGE-900Bとホンダのエネポがあります。エネポは並列可能です。屋外で使うものですから、騒音も気になります。
並列可能かどうか
2台継ぐと2kwになるものがあります。この機能がなければ2台あってもそれぞれ1kwで、1.4kwのは動かせない。
ガソリン式:高い
利点
1kw以上の容量が大きいのが手に入る。比較的安価。
2−3kwでも30-40万で購入できる
欠点
1)災害時は手に入りずらい。
2)管理が面倒。自然発火する
プロパン:安い
利点
1)災害時に燃料が手に入りやすい
2)管理は簡単。
3)10万程度で購入できる
欠点
選択に乏しい;容量が850w程度で少し小さい。
容量;PCを動かす程度であれば200wで十分動く。
カセットボンベ;寒冷地では無理
利点
1)災害時に手に入りやすい
2)管理はしやすい
3)並列運転可能な機種エネポがある。2台あれば大容量となる。
欠点
1)カセットボンベを1時間/2本使用する
2)10度以下では使用できない

災害時の通信手段
 災害時の通信手段として、今回は停電、携帯の地上局やインターネット回線の断線もあり衛星携帯電話やデジタルMCA無線が利用されました。広域であれば カバー領域の広い衛星携帯電話を使用する。狭い地域であればMCA無線が選択肢となります。いずれにしろ普段使いして、通信手段はできれば複数用意するこ とが望ましいと思われます。いざというときのバッテリー切れや使用方法がわからない事例が報告されています。
衛星携帯電話の問題
 ワイドスター2は南に向けないと電波が弱くつながりづらいことがあった。AUの機器は初期設定に戻ってしまったことがあった。
MCA無線の問題(mcAccess e)
 MCA無線は完全に使えなかったのは1日のみ。2週間は1中継局内は確保できた。中継局をまたぐのはネット利用だからだめだった。MCA無線は地域は若 干狭くカバー範囲が狭い。市レベルでの地域内での利用が主でしょう。郡レベルになるとカバーしていない地域が多い。
医療機関の状況
被災3県の33の災害拠点病院で、3月11日の翌12日まで連絡の取れない病院が以下の9病院もあった
岩手県6病院、宮城県1病院、福島県2病院
災害時の通信手段
衛星携帯電話
デジタルMCA(Multi-Channel Access)無線
明らかになった課題
MCA無線そのものが配備されていない
衛星携帯電話が地震で初期設定になって使えなかった
職員がMCA無線や衛星携帯電話を実施に使ったことがなかったため、災害時に役に立たなかった
衛星携帯電話比較
 国内で使える衛星携帯電話は数種ありますが、一般的なのはイリジウムとワイドスター2です。ワイドスター2がよいでしょう。音声はワイドスター2よりイ リジウムの方が安定しているが、資料をファクスやメールで送れないのはつらい。
伝送速度
 ワイドスター2>イリジウム
費用
 ワイドスター2=イリジウム
通信容量
 ワイドスター2>イリジウム
降雨減衰:すくない方が良い
 ワイドスター2(Sバンド)>イリジウム(Lバンド)
降雨減衰:雨や雨雲による影響で衛星の電波が減衰する現象
使用周波数帯によっては豪雨の際に利用できない可能性がある。衛星インターネットでKuバンド(10.6ー15.7GHz)、Kaバンド(17.3ー 31GHz)と呼ばれる高い周波数帯を使用している場合には、雨による 電波の減衰(降雨減衰)が発生する場合があり、豪雨では通信ができない可能性がある。一方、低い周波数帯であるLバンド(1.215ー1.71GHz)、 Sバンド(1.71ー2.7GHz)は、降雨減衰がほとんどない。

まとめ
 現時点で使えそうな機器をまとめてみました。今回の最大の教訓は情報は伝わらないし情報に頼りすぎるのは危険。日頃から地域のハザードマップなどで災害 に弱いところを把握してすぐ避難することでしょうか。
津波であれば川を遡上するわけですから川をまたぐ避難経路は取れません。










参考文献
聞き取り調査
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こんなはずではなかった」と波に消えていった人々
NPOの調査が物語る“避難行動崩壊”の虚しい実態
――松尾一郎・NPO法人環境防災総合政策研究機構理事のケース
http://diamond.jp/articles/-/14274
ハザードマップ
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東日本大災害における情報共有の問題点2011/10/18
http://www.orth.or.jp/kouen/2011/oct/hachinohe2011new.ppt

エリアメール
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設定方法は以下を参照。
携帯電話のエリアメール設定について
http://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/areamail/usage/
緊急速報「エリアメール」とは
http://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/areamail/about/index.html
全国都道府県初!! 緊急情報配信サービス
緊急速報「エリアメール」(災害・避難情報)を青森県全自治体が採用
http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/tohoku/page/110928_01.html
携帯電話
スマホ用の外付けバッテリーはこれだ!
http://blog.livedoor.jp/lancer2000/archives/51760482.html
携帯電話wi-fi
-------------
無料になったケータイ大手3社の公衆Wi-Fiを比較してみる
@niftyビジネス2011年11月22日(火)10:05
http://news.goo.ne.jp/article/niftybusiness/business/niftybusiness-mt-10000.html
【ドコモ】公衆無線LANサービス(Mzone)
通信速度:最大54Mbpsスポット数:全国6,800ヶ所主なエリア:東京メトロ駅、カフェ、ファストフード店など他社サービスに比べるとスポット数の 少なさが目立ちます。実際にスマホを接続するには、機種ごとに手動でWi-Fi設定が必要なほか、接続の度にサービスへのログインが必要となるので、少々 面倒な印象。もっと簡単に使える専用の接続アプリが欲しいところです。
【au】au Wi-Fi SPOT
通信速度:最大300Mbpsスポット数:全国13,000ヶ所以上主なエリア:都営地下鉄駅、地下街、商業ビル、カフェなど来年3月までには全国 100,000ヶ所へ拡充する予定だとか。Android端末では、専用アプリ「au Wi-Fi接続ツール」を使えばID・パスワードの設定なしで自動接続してくれるので、接続のわずらわしさはありません。iPhoneの場合、現時点では 「Wi2 300」という別の公衆Wi-Fiサービスで代用することになりますが、こちらも初回の登録さえ済めば接続はほぼ自動で、使い勝手は悪くないです。
【Softbank】ソフトバンクWi-Fiスポット
通信速度:最大54Mbpsスポット数:全国100,000ヶ所以上主なエリア:地下鉄駅、カフェ、ファストフード、コンビニなどスポット数の多さと、地 図から利用可能スポットを探しやすいのが好印象。ただ回線は遅いところもある模様です。Android端末なら、専用アプリの「Wi-Fiスポット設定」 で自動接続をONにするだけで接続可能になります。iPhoneでも「一括設定」のプロファイルをインストールすれば自動接続するようになるので、初回以 外はほぼ手間いらずと言ってよさそうです。

使用電力
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家庭の節電対策メニュー平成23年5月資源エネルギー庁
http://www.meti.go.jp/setsuden/20110513taisaku/03.pdf
家庭の節電ガイド 電力中央研究所
http://www.denken.or.jp/setsuden/pdf/setsuden_guide.pdf

自家発電機
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推奨:プロパンガス使用で9時間
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ポータブルガス発電機デンヨーのGE-900B GE-900P
http://www.denyo.co.jp/products/pdf/ge-900.pdf
850W並列運転不可
ポータブルガス発電機(プロパン) GE-900P 並列運転不可(以下は三菱同型機)
http://www.toyokokagaku.co.jp/product/01_22.html
Q12.2台つないでの並列運転は可能でしょうか?
A.ポータブル発電機 MGC900シリーズを並列運転することはできません。本ポータブル発電機は、2台の発電機周波数をシンクロ(同期)させる機能が無いため、接続してご使 用されるとポータブル発電機・電化製品の故障につながる恐れがあります。
カセットボンベ;寒冷地では無理
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 管理はしやすいが1時間/2本
エネポはカセットボンベ(10度以下では気化せず)
http://enepo01.seesaa.net/category/8107786-1.html
エネポは並列可能
ガソリン式
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 これは多種多様あります。比較的容量が大きくて安価なもの。
88ハウス3500Wインバーター発電機ガソリン 定価 168,000円
http://minkara.carview.co.jp/userid/831779/blog/22072218/
新ダイワ1400Wインバータ発電機ガソリン;208,425円
http://www.yamabiko-corp.co.jp/shindaiwa-japan/?p=4501

衛星携帯電話
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衛星携帯電話比較
http://www.soumu.go.jp/soutsu/shikoku/press/2011press/201104/20110419/2011041902_5.pdf
イリジウムとワイドスター比較
----------------------------
http://www.soumu.go.jp/soutsu/shikoku/chosa/eisei_inet/pdf/gaiyo.pdf
http://www.konure.com/it/2010/04/post-125.html
http://ameblo.jp/jdmat/entry-10552071681.html
イリジウム
http://www.kddi.com/business/service/other/index.html
http://www.kddi.com/business/customer/download/pamphlet/pdf/iridium.pdf
SMS(ショートメッセージサービス)機能もサポート。
イリジウム衛星携帯電話同士なら、相手先の電話番号を指定するだけで半角英数字160文字を分割して合計1000文字まで、メッセージを送受信できます。 ※4また、あて先のEメールアドレスをメッセージ本文の冒頭に入力することで、Eメールアドレスを含めて半角英数字160文字までEメールとしてPCなど と送受信することもできます。※5
※4 ・日本語はご利用になれません。半角英数字、ギリシャ文字、一部の記号のみご使用いただけます。
ワイドスター2
http://www.docomo.biz/html/service/widestar/
衛星携帯電話
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%9B%E6%98%9F%E9%9B%BB%E8%A9%B1
http://matome.naver.jp/odai/2130294737281698401
災害時の通信機器
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2011pdf/20110601044.pdf
http://www.tokiorisk.co.jp/risk_info/up_file/201111041.pdf
011年7月13日第1回災害医療等のあり方に関する検討会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001k7mv.html
○高桑構成員 貴重な発表をありがとうございました。通信手段の中で、衛星携帯電話が、地震により初期設定に変更となったためというのは、ちょっと不思議 な現象だと思うのです。衛星携帯電話の機種であるとか、その辺がもしわかれば教えていただけますか。
○横山参考人 私も、「そんなことってあるのか、本当に」と業者に強く迫ったのですが、それ以外に答えは返ってこなかったです。停電が起きると、すごい電 圧がいろいろな端末に一時的に集まるらしいのです。それによって、たぶん初期設定になってしまったのではないのでしょうかというのが業者の話でした。それ 以上業者は何も答えてくれませんでした。
○高桑構成員 通常はバッテリーを積んでいると思いますので、そのバッテリーさえ生きていれば、持ち運んで使うことができると思うのです。
○横山参考人 おっしゃるとおりです。もしかして、衛星携帯電話の使い方に長けた職員がいれば、「たぶん、ここはこういうことで初期設定になったんです よ。だから、ここをこう直せばこれは使えますよ」というふうにできたかもしれません。そういう意味でも、常日頃からそのメンテナンスはやっておかなくては いけないと思いました。
○高桑構成員 機械のメンテナンスもそうなのですが、それを使える人を常につくっておかなければいけないと思います。
○横山参考人 おっしゃるとおりだと思います。
○大友座長 いまの点は非常に重要だと思います。たまたま気仙沼市立病院に備えてあった携帯電話がたまたまなったのか、そのほか複数の携帯電話がそうなっ たのか、ということでだいぶ話は違ってくると思うのですが、その辺はどうでしょうか。
○横山参考人 すみません、ちょっとわかりません。後で検証が必要かと思います。

MCA無線
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MCA無線 mcAccess e
http://www.mrc.or.jp/top/
http://www.mrc.or.jp/top/construction/entry429.html
3.11東日本大震災におけるmcAccess eの状況2011年4月19日
1.今回の地震により、以下のmcAccess e中継局で障害が発生しましたが、全て復旧いたしました。
関東、東北の31中継局のうち、停波は2局で、いずれも1日以内に復旧(4局は、NTT専用線の障害により単一無線モードとなったが、当該無線エリア内の 通信は確保)
 【東北地域】 (14中継局中、9局は正常運用でした。)
八戸中継局 停波(約1日)
福島中継局 単一無線モード(約19時間)
一関中継局 〃 (約3日)
仙南中継局 〃 (約10日)
石巻中継局 〃 (約8日)
(備考)単一無線モードの場合、当該中継局の無線エリア内での折り返し通信のみ可能
総務省 電波利用ホームページ非常通信確保のためのガイド・マニュアル
http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/hijyo/4.pdf

その他
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災害医療等のあり方に関する検討会報告書平成23年10月
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tf5g.html
(2) ライフライン
(i) 通信このため、災害拠点病院においては、災害時の通信手段の確保に向け、インターネット接続が必要なEMISの活用も考慮し、最低限、衛星電話を保有し、 また、衛星回線インターネットが利用できる環境を整備する必要がある。さらに、MCA無線*等を含めた複数の通信手段を保有していることが望ましい。
なお、災害拠点病院以外の医療機関のEMISへの登録状況は、都道府県ごとに対応の差があり、災害拠点病院以外の医療機関の情報も把握できるよう、都道府 県は、災害拠点病院以外の医療機関に対してEMISへの登録を促す必要がある。
(ii) 電気
通常時の6 割程度の発電容量である自家発電機の保有が必要と考えられる。
なお、今回の震災では、地下に設置していたために津波により自家発電機が使用できなくなった事例もあったため、その設置場所については、地域のハザード マップ*等を参考にして検討することが必要である。また、燃料の備蓄量については、今回の震災による停電の状況に鑑み、3 日分程度を確保しておくことが必要である。
(3)食料、飲料水、医薬品等の備蓄及び流通の確保このため、食料、飲料水、医薬品等の備蓄は、流通を通じて適切に供給されるまでの適当な期間に必要な量 として、3 日分程度とすることが適当である。この際、災害時に多数の患者が来院することや職員が帰宅困難となることを想定しておくことが望ましい。< br> 2.中長期における医療提供体制・その他
これらを踏まえ、災害時の超急性期医療を担うDMATの活動を引き継ぐために、都道府県においては、医療チーム等の受け入れや派遣について、日本医師会、 日本赤十字社、国立病院機構、大学病院、日本病院会、全日本病院協会、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本看護協会等の派遣元の関係団体と受入医療機関等 のコーディネート機能(必要に応じて交通手段の確保を含む。)を担う災害対策本部内の組織(派遣調整本部(仮称))を迅速に設置できるよう事前に計画を策 定することが必要である。この際には、DMATや災害拠点病院等の情報を災害医療に携わるすべての関係者で共有することが重要であるため、都道府県におい て、情報を共有できる体制とすることが望ましい。
さらに、保健所管轄区域や市町村単位等で、災害時に保健所・市町村等の行政担当者と、地域の医師会や災害拠点病院等の医療関係者、医療チーム等が定期的に 情報交換する場(地域災害医療対策会議(仮称))を迅速に設置できるよう事前に計画を策定することが必要である。地域災害医療対策会議(仮称)では、避難 所等での医療ニーズを適切に把握・分析した上で、派遣調整本部(仮称)から派遣された医療チームや自主的に集合した医療チームを配置調整するなどの、コー ディネート機能が十分に発揮できる体制が求められる。
用語の説明
○広域災害・救急医療情報システム
:Emergency Medical Information System, EMIS
災害時における全国ネットの災害医療に係る総合的な情報を共有し、被災地域での迅速かつ適切な医療・救護に関わる各種情報の集約・提供を行うもの。最新の 医療資源情報、超急性期の診療情報、急性期以降の患者受入情報、DMAT活動情報等を収集する。
○災害派遣医療チーム:Disaster Medical Assistance Team, DMAT
大地震及び航空機・列車事故といった災害時に被災地に迅速に駆けつけ、救急治療を行うための専門的な訓練を受けた医療チーム。
○日本医師会災害医療チーム:Japan Medical Association Team, JMAT
東日本大震災前から創設に向け準備が進められていた医療チーム。日本医師会が被災都道府県医師会からの要請に基づいて各都道府県医師会に依頼して結成、派 遣される。
○ステージングケアユニット:Staging Care Unit, SCU
患者の症状の安定化を図り、搬送のためのトリアージを実施するための臨時の医療施設として、必要に応じて被災地域及び被災地域外の広域医療搬送拠点に設置 されるもの。
○MCA無線:Multi-Channel Access 無線
800MHz 帯複数の通話チャンネルを多数の利用者が共有することで電波の有効利用と利便性を実現した業務用無線システム。
広域災害救急医療情報システムEMIS
------------------------------------
システム
http://www.wds.emis.go.jp/
http://www.wds.emis.go.jp/WDTPLIBRLT/ACTFWDTPLIBRLT0101.do
青森医療情報ネットワーク
http://www.qq.pref.aomori.jp/
拠点病院DB
http://www.edm.bosai.go.jp/project/project1/hospitalInfo/index.php?page=list&offset=20
EMISの問題
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001j51m-att/2r9852000001j5g5.pdf
第3回 災害医療等のあり方に関する検討会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000008zaj.html#shingi109
EMIS
--------
災害時の「緊急時入力」が徹底されなかった
発災当日に「緊急時入力」が出来なかった病院が存在
- 岩手県(3病院) 理由:電話不通、インターネット不通のため近隣災害拠点病院等と連絡が取れた段階で代行入力を依頼
- 宮城県(4病院) 理由:MCA無線で県との連絡は取れたが、県が他の医療機関の状況確認に追われ入力できず(気仙沼は翌日まで連絡取れず)その結果、被害が軽度な病院の把 握もできなかった
EMIS未導入県での対応
EMIS未導入の宮城県では「緊急時入力」が大幅に遅れた
(3月12日 1病院、3月16日 2病院、17日 1病院)
EMISの接続
電話回線、インターネット回線の断裂により一時接続不能
現状と課題
http://masaki.muto.net/lecture/20110916a.pdf
災害拠点病院指定要件
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1、運営について
 ○ 24時間緊急対応
 ○ 医師の同乗したヘリコプターで傷病者を受け入れる。
 ○ 消防と連携した医療救護班の派遣
 ○ 広域災害・救急医療情報サービス
2、施設
 ○ 入院2倍、外来5倍のスペース
 ○ 簡易ベッドなど備蓄スペース
 ○ 耐震構造
 ○ 水・電気などライフライン維持
 ○ 災害医療研修室
3、設備
 ○ 救急医療情報システム端末
 ○ 外傷、挫滅症候群、広範熱傷などの医療に必要な診療設備
 ○ 多数の簡易ベッド
 ○ 携行式応急医療資器材、薬品、テント、発電機、食料、飲料水
 ○ トリアージタッグ
4、搬送関係
 ○ ヘリコプターの離着場
 ○ 医療救護班派遣用の緊急車両(ドクターカー)
現在、全国609病院が指定
基幹災害拠点病院;県に一つ
地域災害拠点病院;二次医療圏に一つ
EMIS
http://www.wds.emis.go.jp/docs/system.pdf
参考資料3医療計画における災害医療の位置付けについて
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001j51m.html
第4回 災害医療等のあり方に関する検討会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tefj.html