八戸地域の患者数

本田整形外科クリニック 本田忠
2008/12/13


短命県の返上が課題
 青森県の平均寿命は、平成17年で男子76.27(全国78.79)歳、女子84.80(全国85.75)歳と、男女とも全国最下位にです。死因別で見ると特に悪性新生物、脳血管疾患、心疾患による死亡が多いことが本県の特徴となっています。

医療機関を訪れる患者さんの数
 厚生労働省の「平成17年度患者調査」で調査を実施した特定の1日において、医療機関を受診した数は、青森県全体で10万5千5百人です。県民の約13.6人に1人が医療施設を受診していることになります。

施設別ではどれくらい
 病院を受診した患者さんは、入院と外来併せて、36.9%、一般診療所は50.5%となっています。開業医を訪れた患者さんの方が多いことになります。これは病院と診療所の機能の使い分けという観点からは大変望ましいことです。性別にみると、男性41.7%、女性58.3%で、女性が多くなっています。そのうち65歳以上は、48.2%となっています。高齢化社会を反映したデータです。

外来患者数はどれくらいの数なの
 外来患者87.5千人について施設の種類別にみると、病院は26.2%、一般診療所は58.7%となっています。性別にみると、男性40.6%、女性59.4%で女性が多く、65歳以上は、45.5%となっています。患者数が最も多かった平成5年(98.1千人)と比較すると、89.2%に減っています。特に病院では、平成8年と比較すると74.6%に減っています。
 青森県における平成17年の受療率(人口10万当たりの患者数)は、全国平均より入院、外来ともに高い傾向にあります。

中核となる自治体病院
 八戸市立市民病院が三次医療施設として位置付けられています。

青森県の医師の充足状況
 青森県内の医療施設従事医師数は、平成18年末現在、2,381人となっており、これを人口10万対でみると、170.5(全国平均206.3)で、全国の中で医師数の少ない傾向にある北海道・東北各県の中にあっても最も低い状況にあります。


青森県ホームページより引用

参考文献
青森県の医療状況
http://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/health/2008-0611-1445-283.html