廃県置藩のすすめ

本田整形外科クリニック 本田忠2011/1/7


江戸時代の行政組織は2層構造
 幕府があり、藩がある二層構造で、藩は江戸時代末期には276藩あった。自治権もあった。1871年の廃藩置県により藩が県に置き換えられた。
現在の日本の行政組織は3層構造
 国があり、その下に県があり、市町村がある3層構造で、都道府県は、1都1道2府43県で、総数は47。市町村は1727あります(平成22年3月31日現在)。内訳は市は786、町は757、村は184です。
道州制は4層構造
 道州制では、現在の3層構造にもう一つ州が加わり4層構造となり、官の肥大そのものです。余計な経費もかかるし、効率も悪くなるでしょう。
廃県置藩(2層構造)のすすめ
 全国を300程度の「行政区」(藩)に分けて、国と藩の二層構造にすれば、シンプルかつ効率的な行政単位が出来上がるのではないでしょうか。
行政区(藩)の区割りは、ヒトの流れにあわせる
 地域格差の解消のためには、自治権をどの程度にするかは議論がありそうですが、行政単位としての、現在の市町村は多すぎて無駄が多いようです。平成の大合併は、その流れではあったわけですが、現在の行政単位は、必ずしも実際のヒトの流れを反映していません。ドーナツ化現象が問題になっている中核都市機能を維持するには広域化は必須でしょうし、一方村レベルは過疎化で悩んでいる。二次医療圏のように実際のヒトの流れに沿った区割りができないと十分な行政サービスはできないでしょう。
自治体の適正規模は20−50万人
 自治体の規模は、広域すぎれば財源は確保できるが小回りが利かない。逆に細かすぎては財源に乏しく何も出来ないことになります。地方では最大の行政サービスである医療は、二次医療圏として全国を、実際のヒトの流れにより349(平成22年4月1日)の圏域に分けています。大都市型、分散型、中核都市型、町村型、辺地型などがありますが、いずれにしろこの区域を単位として医療が整備されています。この区域で、人口が20万以上であれば医療資源の8割が消費されています。ただ圏域人口が少ないと流出人口が大きくなり、地域で完結で来ません。人口規模が20万〜50万人の二次医療圏が安定しているようです。結局江戸時代の藩の数である300前後の自治体が効率がよさそうです。


二次医療圏の規模別の患者流出度(いわばヒトの地産地消度ともいえます)


青森県は6個の二次医療圏に分けられる


ヒトの流れは以下の如くです。1−2個整理して4−5個の行政区ですみそうです。


参考
青森県の二次保健医療圏について
http://www.orth.or.jp/Isikai/2008/now/nizi2010.html
医療計画の概要について
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000zc42-att/2r9852000000zc72.pdf
全国の二次医療圏
http://www.mof.go.jp/singikai/zaiseseido/siryou/zaiseib210421/03.pdf
平成21年 地域保健医療基礎統計
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hoken/kiso/21.html
二次医療県別人口
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hoken/kiso/dl/21d.pdf
二次医療圏-市区町村対応表
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hoken/kiso/dl/21e.pdf
市区町村の推移
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/hoken/kiso/dl/21f.pdf
都道府県・二次医療圏別の指定状況及び申請状況
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/01/dl/s0117-5c.pdf
我が国の保健医療福祉計画の現状と問題点
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/17htm/1761z.html
江戸時代
江戸時代の藩
http://homepage2.nifty.com/kanda-zatsugaku/010420/010420.htm

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A9
市町村
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E7%94%BA%E6%9D%91