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日本の医療費は安い |
本田整形外科クリニック 本田忠 |
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日本の医療費は高いの 日本の医療費は、対国民所得比で比較すれば、OECD調査では8.2%で世界先進国の中では最も低いのです。つい先頃までは英国が日本よりも低かったのですが、英国が医療費増加政策に転じたため、現在では英国にも抜かれました。ちなみに、わが国のパチンコ産業の年間売り上げは30兆円、また、葬式産業の売り上げは15兆円と言われています。 社会保障亡国論 社会保障費、特に医療費の増加が、経済成長を阻害する張本人のような言い方をする人がいます。いわゆる「小さな政府」論です。しかし先進諸国と比べて、日本は経済力に対する医療費の公的支出は大変少ないのです。元々「小さな医療」であった。 医療費の機械的削減を止めましょう 必要な医療費まで削減すると、医療の安全性や質を維持することができなくなるばかりか、医療全体が崩壊してしまいます。このことは英国のサッチャー政権が医療費削減政策を続けたために、英国の医療が見るも無残に崩壊してしまったことを見れば明らかです。崩壊はすでに始まっています。一旦崩壊してしまえば、再建することはほとんど不可能です。 国民皆保険制度を守りましょう 日本では、「病気になって困ったときのために、みんなでお金を出し合おう」という社会保障の精神にもとづいて医療費が支出されています。だから、公的な支出の割合が多いのです。 医療は社会のセーフティネット 医療は社会を支える土台です。健康や生命を守る、しっかりとした医療体制があってこそ、私たちは安心して毎日を過ごすことができるのです。医療は、国民の健康と生命を守るための安全保障なのです。 医療の財源確保を 医療の質を高め、安全性を確保するためには、それなりの費用がかかります。そのための費用をどうねん出するかという議論が、今、求められているのです。単なる目先の議論で、医療費抑制政策を進めることは、将来の日本にとって、大きな禍根を残すことになります。 |
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参考文献 日本医師会健康交叉点No89 |
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