腰椎圧迫骨折


原因  転倒や事故で、腰の骨が潰れた。  骨折の潰れ方と神経の圧迫の有無で、治療法が異なります   レントゲンですぐわかります。 治療  圧迫度が少なければ、あるいは高齢者は安静と簡単な固定で可です まずは基本的なこと 日常生活の注意 運動の仕方 ○高齢者の場合  高齢者の場合は、基礎疾患に骨粗鬆症があるために簡単に起こります 俗にいる腰が曲がる状態です。基礎疾患の治療をすること、つまり骨粗 鬆症の治療も行ってください。  しかし基礎体力がないため、安静にしてもなかなか腰痛がとれない場 合があります。寝たきりになる事を恐れて、無理をさせないでください。 ある程度になるまで2-3ヶ月かかることも多いようです。安静と運動の メリハリをつけることが大切です。痛いときはきちんと寝かせる。痛みが とれ出したら徐々に日常生活に戻す。中途半端な安静で、痛みが続くのが 最も危険です。いずれにしても基礎体力の問題です。歩けるかどうかは 主に腹筋と大腿四頭筋の筋力で決まります。この2つの筋群を特に鍛える ことが大切です。 ○若年者  軽度なら安静と、腰椎バンドで治療します。圧迫度が大きく、不安定性 が疑われるなら、入院になります。圧迫を整復して、体幹ギプスを巻きます。  著しい不安定や下肢の痛みや麻痺など神経症状があれば手術です。  その場合は多くは前方からの手術となります。ケースによって異なります 主治医の先生の指示に従ってください。

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