各種症状


 

気になる手足のしびれ

頚部痛:くびがいたい

肩関節痛:かたがいたい

肘関節痛:ひじがいたい

腰痛
激痛:こしがいたくてうごけない

慢性の痛み:それほどでないが、こしがずっといたい

膝関節痛:ひざがいつもいたい。なおらない

痛風:くすりののみかた

慢性関節リウマチ:どういう経過をたどるか。薬はどういうのがあるか

肥満  :肥満教室

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頚部痛

 Q「頚が痛いのが、なかなかとれません」
 A「筋肉を鍛えるのが最も大切です」

頚断面解説
頚は構造上、左図のように、重い頭を背骨と筋肉で支えています
骨か筋力低下があれば、当然頭を支えきれなくて、頚が痛みます。
 基礎疾患がなくて、慢性的に頚が痛いのは、この筋肉痛が多いのです。
また、前屈みで作業するとか日常生活の中で無理な姿勢をとる事も原因です。
頚に負担をかけないよい姿勢を覚えることです。
治療はまず痛みに 対する正しい知識を得ることから始めます。筋力が落ちると、重い頭をささえることが出来なくなって、ますます痛みが、増し てきます。
大事なことは、医者にまかせきりにするのではなく、自分でも努力しな ければいけません。 
  

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肩関節周囲炎

肩肩

肩関節の痛みは、大体、関節の動きと、平行します。
すなわち、肩の動きが悪ければ痛みもなかなかとれません。
急性期が過ぎたら、かならず、肩関節の動きを良くする運動を、始めてください。

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肘痛

肘が痛いのは、長年の労働で肘が動かなくなったとか、手にしびれがくるとか、スポーツのやりすぎで痛くなったとかが多いのです。早めに治療するのがこつです。
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腰痛(激痛)

Q「腰が痛くて動けません。どうすればよいでしょう」
A「4ー5日痛みがとれるまで、ひたすら安静にすることです」

 動けないような腰の激痛は、4ー5日の安静臥床で必ずとれます。中途半端な安静ではなかなかとれません。洋風の生活の方が楽でしょう(ベット、洋式トイレ)堅いベットに、仰向けなら、膝下に枕を入れてねる。横なら膝を曲げて寝ればよいでしょう。下肢痛は、腰で神経が押されている(椎間板ヘルニアなどで)証拠です。これをとるには2ー3週以上の安静が必要です。あまり痛いときは、痛み止めの坐薬を差し上げます。1日2回まで使っても構いません。
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慢性の腰痛

Q「2ー3年前から、慢性の腰痛で悩んでいます。病院を変えてもなかなかとれません」
A「慢性の腰痛は自己の努力が大切です。医者まかせではなおりません」

解説
 腰痛は普段の生活や労働で、無理な姿勢をとっている方、肥満の方、運動不足の方に多いのです。こういうかたは常に腰に負担がかかることになります。従って、ちょっと無理すれば、すぐ腰が痛くなります。もうひとつは、腹筋と背筋の筋力低下があります。この二つの筋肉で、 背骨を支えていますので、この2つの筋肉が弱くなれば、腰痛がきます。したがって、腰痛をなおすためには、日常生活で腰の負担がかからないような姿勢を覚える。普段から、水泳などの運動をやって、腹筋と背筋を鍛えることです。医者まかせにしては、なおりません。自分の努力が必要です。

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膝痛

Q「膝が痛くて、困るのですが、薬ではなかなかなおりません」
A「老人の膝痛は慢性の病気です。自己の努力も必要です」

解説
 変形性膝関節症は長年の歩行により、膝の内側の軟骨がすり減るために、痛みがくる病気です。すりへった軟骨は残念ながら、元に戻ることはありません。治療は、膝にかかる負担を減らすことが、大事です。そのためには、
 1)体重を減らすこと、
  2)膝をささえる筋肉を鍛える
 3)杖を使用する
 自分の努力で、進行を、ある程度くいとめることが出来るわけです。
 医者まかせではいけません。




 

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痛風の薬

Q「痛風といわれました、薬をのんだら、すぐなおったのですが、いつまで薬をのめばよいのでしょう」
A「一生のんだ方がよいと思います」

 痛風は血中の尿酸が高くなる病気です。残念ながら、一生続きます。薬をのむのを勝手に止めたりすると、尿酸が腎臓から排泄するために、腎臓がめづまりをおこし、腎臓の機能低下が起ってきます。症状がすぐ消えるために、甘く考えると結構大変な病気です。きちんと、治療すれば、そう怖い病気ではありません。
 治療は血中の尿酸を低くすることです。
 食事療法(尿酸の原料である、プリン体を多く含む食物を食べないこと)
 薬物治療(尿酸の合成を抑える、あるいは排泄を促進する)
 の2つの治療があります。 
 薬をのむのがいやなら、厳重な食事療法が必要です。お酒ものみたい、何でも食べたいというかたは、薬を飲み続けることをおすすめします。薬は長期間飲んでも、副作用も少ないのであまり心配はいりません。30日処方も出来ます。
 また症状がなくとも最低1回/3カ月は血液と尿検査をしたほうがよいと思います。
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慢性関節リウマチ経過

Q「慢性関節リウマチといわれたのですが、どういう経過をとるのでしょう」
A「経過は千差万別です。経過を見ないとなんともいえません」

 慢性関節リウマチの場合、経過は個人個人で違います。まったく進行しないで、現在の症状がずっと続く方、どんどん進行していく方。よくなったり、悪くなったりを繰り返す方。色々あります。いちがいにはいえません。経過観察していくほかありません。概していえるのは、若い時に発症した方は、重症になりやすく、年をとってから発症した方は、軽症のままの方が多いようです。

関節リウマチ検査

薬が効果があるのか、ないのか、またリウマチの合併症対策にもなるので定期的に血液検査や、レントゲン検査を行ないます。リウマチは全身疾患なので、どうしても、レントゲンの枚数が増えます。2ー3回に分けてもよいと思います。

慢性関節リウマチ治療
Q「慢性関節リウマチの治療はどうすればよいのでしょう」
A「きちんと気長にあせらずに行なうことです」

慢性関節リウマチの治療は根治療法と対症療法に分けられます。対症療法としては、内服(消炎鎮痛剤投与)、理学療法、手術など。根治療法としては、抗リウマチ剤(金、メタルカプターゼ、ステロイド)などがあります。対症療法で行なう治療は効果が早く、抗リウマチ剤は2ー3カ月で効果が出てくることが多いのです。上手に組み合せる必要があります

日本リウマチ友の会
 日本全国で、慢性関節リウマチの患者さんが、集まって、友好会を作っています。活発に勉強会や、情報交換を行なっています。八戸にも10人程度いるようですが、支部は青森市にあります。
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肥満について

Q「やせたいのですが、どうすればよいでしょう」
A「対象者は、腰痛や膝の痛みなどの症状のある方に限定しています」

解説
 肥満教室を開催します。内容は肥満教育と運動と、薬物治療が主になります
肥満については、世の中で、いろいろな宣伝がなされています。医学的には単純で、カロリー制限をすればよいのです。要は正しい知識と、実行力があればよいのです。目標は、三カ月で10Kgやせることです。
 なお糖尿病のある方は、内科の先生と相談してから行なうとよいでしょう。
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