装具とギプス

目 次

装具の作成  :装具の作成手順

ギプスの注意 :ギプスを巻いた後の注意

ギプスを早く切って欲しい

外反母趾

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装具について

Q「医師に装具を作りますといわれましたが、どうすればよいのですか」
A「曜日と時間を指定します。その時間に来てください。」
 装具は専門の業者が作成します。ただ毎日当院へ来ているわけではありま
せん
 曜日を決めています。装具が必要といわれたら、その時間に必ず受診して
ください
 都合が悪ければ、あらかじめ、いけなくなった由を受付へ電話連絡下さい。
こないと業者さんがいつまでも待つことになります。

装具作成の手順

 オーダーメードです。個人にあわせて作ります。最初は型どり(ギプス)、
ついで仮あわせと医師のチエック、ついで出来上りとなります。2ー3週か
かります。

各種保障

 高額な装具には医療上、公的機関からの各種保障があります。専門の業者
(義肢屋)などに十分聞いてください。大分安くなります。

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ギプスの注意

Q「ギプスを巻きました。どういう注意がありますか」
A「高挙してください。しびれが強くなったらすぐ来てください。また次の日
に受診してください」
1)腫脹を抑えるために患肢を高挙する。
 上肢でも下肢でも、ギプス後は、必ず、腕や下肢を高くしてください(心臓
より高い位置が最高です)。
2)末梢の循環障害に注意する
 腫れが強いところにギプスを巻くわけですから、外側にギプスを巻くことに
より、締め付けられて、末梢の手や足の循環障害がくることがあります。
しびれが強くなったり、痛みが出たり、紫になったり、爪を押して、白くなる
のが戻らなかったりしたら、危険です。その場合は、ギプスに割を入れる必要
があります。
  
3)次の日に必ず受診する。
  循環障害の確認のため、次の日に必ず来て貰っています。
  日祭日の場合は、やむをえません。休み明けで構いません。
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ギプスの注意(早く除去)

Q「ギプスを巻いたら痛みが止まりました。先生は4週といいましたが、
早く切って欲しいのですが」
A「だめです」
 ギプスを巻いて痛みが、すぐ止まるのは、ギプスで関節を固定したことに
より、安静が保たれているので、痛みが止まっているのです。なおっているわ
けでは、ありません。
 従って予定より早く切れば、関節の固定が出来なくなり、すぐ痛みが再発し
ます。確かにギプスは不便ですが、固定期間は、ある程度根拠があって、決め
ているのです。
固定期間は、極力短い期間にしているつもりです。原則として、期間の短縮は
認めません
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外反母趾リハビリテーション

asi

1)靴について
   前足部が幅が広いもの
   ヒールが1ー2Cm程度のもの
   外反母趾用の靴も売りにでている
   踵のすり減った靴は履かない
2)ストレッチング
    母趾内反
    ゴム輪利用内反
    内反底屈
3)足趾の筋力増強
   1) 竹ふみ
   2)セット
    イ)爪先立ち 10回 踵立ち10回
    ロ)足趾で碁石やビー玉を掴む 10回
    これを2ー3回/日繰り返す
4)装具
     たび型の靴下
     種々ありご相談下さい
     足底に胼胝のある場合は、足底挿板をいれる
5)手術
    上記の保存的治療を行なっても症状が取れないとき
    変形が強度のとき
   手術をする場合もあります。

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