Epiphysiodesis

はじめに

 下肢の悪い方を伸ばすか、よい方を短くするか、議論が別れるところ。
創外固定の発達で、すこし古くなったが、依然として成績は安定している。
悪くない方法と思う。基礎的な方法。

適応
 脚長差が2CMから10CMまでの症例に対し行う。
10歳ぐらいまでの、大腿骨遠位と、脛骨腓骨近位の骨端線が、
閉鎖する前の症例に行う。
 大腿骨側にまず行って1ー2年してから下を行うのも安全。

方法
1)WHITEの方法。
2)CANALEの方法。
3)STAPLING BLOUNTの方法。

Blount法
大腿骨が長すぎる 大腿骨側だけ
脛骨が長すぎる  脛骨側だけ
大きいステープル大腿骨遠位
小さいステープル脛骨近位
より小さい腓骨
両側に3本ずつ使用する。
リチャードの有棘ステープルがよい。
膝は30度から70度に屈曲する。内側と外側の皮切は5ー8Cmである。
膝上ではやや後方に膝下ではやや前方に向ける。皮下組織を分け骨端線を出す。
骨膜下に固定する。大腿骨側ではステープルはやや下側につける(針先では
ひとしくなる。)。脛骨側ではやや近位につける。
腓骨の処置:1/2以上の腓骨骨端線を掻爬する。骨欠損にはかきだした骨
を充填する。
ステープルは前後面で、みて、まん中につけるのが重要。
そうでないと前後で成長に差を生じて、膝が変形する。
後療法
ジョーンズ包帯
ピンの抜去
計測でチエックする。
合併症
膝の変形は速やかに治癒する。
            本田整形外科クリニック
                    本田忠

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